誕生から6年で、月間1450万人が利用し、5000億円を超える新たな市場を作った。
今や若者だけでなく、高齢者が「生前整理」にメルカリを利用するまでになった。
実は後発だった「メルカリ」がシェア1位にのしあがり、日本発として世界を目指すワケとは。
そこにはインターネットに魅せられた山田の長年の執念があった。
社長の金言
少しの差が 勝負を分ける
RYU'S EYE
座右の銘
放送内容詳細
生前整理から小遣い稼ぎまで楽しいメルカリ生活
千葉県に住む80代の夫婦は、2年前から「生前整理」を始めた。漆器のお椀セットからミニ耕運機まで100点近く売れた。今も着物や麻雀牌などを出品中だ。スマホで商品の写真を撮って、値段を決めて出品する夫婦は会話も増え「メルカリは面白い」という。一方、都内に住む40代の女性と高校生の息子も親子でメルカリ生活を楽しんでいる。メルカリで買って、メルカリで売ることも多く、家計の出費も減ったという。高校生の息子もサイズが小さくなった洋服や遊ばなくなったゲームを売って小遣い稼ぎをしている。今や、メルカリを利用する人は月間1450万人、これまでの累計取引は5億件を超えた。
「カリスマ性がない」創業者山田の夢は世界進出
インターネットの発展とともに、その魅力に取り憑かれてきた山田。大学在学中に「映画生活」というコミュニティサイトを作ったのを皮切りに、大学卒業後も写真共有サイトや、ソーシャルゲームなど数々のサービスを作ってきた。なかにはヒット作もあったが、「世界で使われるサービス」を作りたいと考えていた山田は仕事を辞めて、世界一周の旅に出た。新興国での生活を目の当たりにし、帰国後、スマホの普及を目にした山田は、2013年に「メルカリ」を作ることとなる。
実はフリマアプリでは後発だったため、最初は認知度をあげるのに苦労した。しかし、テレビCMで一気にユーザーが増加。他社を追い抜き、1位にのし上がった。山田はその理由を「ちょっとした使い勝手」だという。長年、ネットサービスを作ってきたからこそ勝ち抜けたのだ。そんな山田は「カリスマ性がない」と言われながら、周りには優秀な人材が集まってくるという。その理由は山田の長年の夢と執念にあった。そして、元々、日本発のサービスとして、世界進出を目指すメルカリは、まずアメリカで勝負に出た。アメリカ事業を任せた相手は、フェイスブックで副社長まで務めた男だった。まだ赤字が続く中、「この1年が勝負」だという。
ゲストプロフィール
山田 進太郎
- 1977年愛知県生まれ
- 2000年早稲田大学卒業
- 2001年ウノウ設立
- 2010年米ジンガに売却
- 2013年メルカリ設立
企業プロフィール
- 本 社:港区六本木6−10−1
2013年設立(アプリも2013年スタート)
2018年東証マザーズ上場 - 年 商:516億円(19年6月期)
- 従業員:1826名(19年7月現在)
村上龍の
編集
後記
「去年、株価が底値をつけ時価総額も半分になった、なぜだと思いますか」山田さんはそんな質問にも誠意ある態度で応じてくれた。ただ、メルカリは、つかみどころがなく、途中から、これまで登場したことがない会社・経営者と相対しているのだと気づいた。トップダウンでもボトムアップでもない。ほぼ全社員がフラットな関係。「誰の影響も受けてない、目指す人もいない、良いところは学ぶし、つなげて行きたいが、そうじゃないものは無視」新世代だと思う。メルカリでは、会員も、単なる客ではなく同志なのかも知れない。


















