カンブリア宮殿

村上龍 × 経済人

10001054

テレビ東京系にて放送中

2020116日放送

次世代ビジネスの挑戦者たち(2)
日本発「メルカリ」徹底解剖!

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メルカリ 社長
山田 進太郎(やまだ しんたろう)

2020年最初のカンブリア宮殿は、「次世代ビジネスの挑戦者たちSP」と題して、いま注目を集める次世代ビジネスを仕掛ける経営者を2週連続で取り上げるスペシャル企画!その第二弾はフリマアプリ「メルカリ」。
誕生から6年で、月間1450万人が利用し、5000億円を超える新たな市場を作った。
今や若者だけでなく、高齢者が「生前整理」にメルカリを利用するまでになった。
実は後発だった「メルカリ」がシェア1位にのしあがり、日本発として世界を目指すワケとは。
そこにはインターネットに魅せられた山田の長年の執念があった。

社長の金言

少しの差が 勝負を分ける

RYU'S EYE

座右の銘

放送内容詳細

生前整理から小遣い稼ぎまで楽しいメルカリ生活

千葉県に住む80代の夫婦は、2年前から「生前整理」を始めた。漆器のお椀セットからミニ耕運機まで100点近く売れた。今も着物や麻雀牌などを出品中だ。スマホで商品の写真を撮って、値段を決めて出品する夫婦は会話も増え「メルカリは面白い」という。一方、都内に住む40代の女性と高校生の息子も親子でメルカリ生活を楽しんでいる。メルカリで買って、メルカリで売ることも多く、家計の出費も減ったという。高校生の息子もサイズが小さくなった洋服や遊ばなくなったゲームを売って小遣い稼ぎをしている。今や、メルカリを利用する人は月間1450万人、これまでの累計取引は5億件を超えた。

「カリスマ性がない」創業者山田の夢は世界進出

インターネットの発展とともに、その魅力に取り憑かれてきた山田。大学在学中に「映画生活」というコミュニティサイトを作ったのを皮切りに、大学卒業後も写真共有サイトや、ソーシャルゲームなど数々のサービスを作ってきた。なかにはヒット作もあったが、「世界で使われるサービス」を作りたいと考えていた山田は仕事を辞めて、世界一周の旅に出た。新興国での生活を目の当たりにし、帰国後、スマホの普及を目にした山田は、2013年に「メルカリ」を作ることとなる。
実はフリマアプリでは後発だったため、最初は認知度をあげるのに苦労した。しかし、テレビCMで一気にユーザーが増加。他社を追い抜き、1位にのし上がった。山田はその理由を「ちょっとした使い勝手」だという。長年、ネットサービスを作ってきたからこそ勝ち抜けたのだ。そんな山田は「カリスマ性がない」と言われながら、周りには優秀な人材が集まってくるという。その理由は山田の長年の夢と執念にあった。そして、元々、日本発のサービスとして、世界進出を目指すメルカリは、まずアメリカで勝負に出た。アメリカ事業を任せた相手は、フェイスブックで副社長まで務めた男だった。まだ赤字が続く中、「この1年が勝負」だという。

ゲストプロフィール

山田 進太郎

  • 1977年愛知県生まれ
  • 2000年早稲田大学卒業
  • 2001年ウノウ設立
  • 2010年米ジンガに売却
  • 2013年メルカリ設立

企業プロフィール

  • 本 社:港区六本木6−10−1
    2013年設立(アプリも2013年スタート)
    2018年東証マザーズ上場
  • 年 商:516億円(19年6月期)
  • 従業員:1826名(19年7月現在)

村上龍の
編集
後記

「去年、株価が底値をつけ時価総額も半分になった、なぜだと思いますか」山田さんはそんな質問にも誠意ある態度で応じてくれた。ただ、メルカリは、つかみどころがなく、途中から、これまで登場したことがない会社・経営者と相対しているのだと気づいた。トップダウンでもボトムアップでもない。ほぼ全社員がフラットな関係。「誰の影響も受けてない、目指す人もいない、良いところは学ぶし、つなげて行きたいが、そうじゃないものは無視」新世代だと思う。メルカリでは、会員も、単なる客ではなく同志なのかも知れない。

村上龍

読んで分かる「カンブリア宮殿」コラム

JMM Japan Mail Media 編集長 村上龍

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