社長の金言
人ができないこと 嫌がることをやる
RYU'S EYE
座右の銘
放送内容詳細
都心に続々と出現する絶品スイーツ店
銀座・白金・自由が丘に、去年から次々と出現するスイーツの店がある。名前は「ヤツドキ」。一番人気はゴロッとしたリンゴが入ったアップルパイ。旬のフルーツをあしらったショートケーキや焼き菓子フィナンシェも大人気だ。実はこのヤツドキ、安さで有名なスイーツ店「シャトレーゼ」の新ブランド。これまでシャトレーゼは、安さを実現するために郊外やロードサイドに展開していたが、一段上の美味しさで都心の一等地に攻勢をかける。美味しさの秘密は、本社のある地元・山梨県の八ヶ岳周辺の名水や牛乳、卵、フルーツなどの新鮮な素材だ。さらに、監修にスイーツ界のカリスマを迎え、東京の激戦区でも負けない味に高めていた。
500万円の時計とプレジデント制度
シャトレーゼ大躍進のきっかけは、齊藤会長の持っている時計だという。どういうことなのか?かつては、大手スーパーや百貨店に商品を納める洋菓子の下請けメーカーだった。しかし、どんなにコスパの良い商品を納めても、さらに値下げを要求される。ついには、取引している百貨店から500万円もする時計を買わされることに…。断れば取引は終わるからだ。「このままじゃだめだ…」齊藤は、自分たちの商品を売る、自分たちの店を作ることを決意する。これが当たり、シャトレーゼは現在の一大チェーンに発展したのだ。また齊藤は3年前、ある制度を導入する。それは「プレジデント制度」。各部署を会社に見立て、そのリーダーを“プレジデント”と呼び、まるで社長のように効率化や改善案を提案してもらう。成果が上がれば、報奨金ももらえるのだ。この制度により、社員たちのやる気は、以前とは比べ物にならないほど変わったという。
ゲストプロフィール
齊藤 寛
- 1934年山梨県甲州市生まれ
- 1954年今川焼き風の焼き菓子店「甘太郎」を出店
- 1967年株式会社シャトレーゼを設立
- 2008年株式会社シャトレーゼ代表取締役会長に就任
- 2014年11月、カンブリア宮殿出演
企業プロフィール
- 1959年有限会社甘太郎を設立
- 1964年大和アイス株式会社を設立
- 1967年株式会社シャトレーゼに社名変更
- 2012年シャトレーゼブランド海外進出
- 2019年都内に「ヤツドキ」の出店を始める
- 創 業:1954年12月20日
- 売上高:808億円(2019年3月期)
- 従業員数:1200名(連結1800名)
村上龍の
編集
後記
「今は平和ボケでしょう」80代の経営者は特別な感じがすると言ったときの、齊藤さんの答だ。契約農家から新鮮な牛乳、卵、果物を直接仕入れ、自社工場で生産、店舗に直送するという独自のビジネスモデル。加えてゴルフ場、ワイナリー、ホテルなどの事業も展開し、1つも失敗がない。創業時から広告は出さない、広告料を払うくらいなら客に還元。銀座の新業態は圧倒的なおいしさで他を寄せつけない。そんな人から「今は平和ボケでしょう」と言われるとその通りだと思ってしまう。齊藤さんは、100歳超まで絶対にボケない。


















