カンブリア宮殿

村上龍 × 経済人

1161155

テレビ東京系にて放送中

2021128日放送

"応援購入"でヒット連発!話題のマクアケ
もっと日本からワクワク商品を生み出せ!

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マクアケ 社長
中山 亮太郎(なかやま りょうたろう)

まだ世に出ていないユニークな新商品をサイトに公開、生産前に購入客を集めてヒットさせる"ワクワク商品"応援サイト「マクアケ」。調理器具からファッション、スイーツまで年間4600件の新規プロジェクトが誕生し、「応援購入」総額は、250億円を突破。新たな買い物の場として急拡大し、大企業もテストマーケティングの場として活用している。日本中が注目する最新ビジネスの全貌に迫る!

社長の金言

「土俵際」こそ明るい笑顔で闘う

RYU'S EYE

RYU’S EYE

座右の銘

放送内容詳細

ジリ貧中小から悩める大企業まで!ヒットに火をつけるマクアケ

ある男性の元に届いたのは、耳の中が見える耳かき。実は、試作段階の新商品を事前に注文して、完成後に受け取る「マクアケ」というサイトで購入したものだ。いわゆるクラウドファンディングの一種なのだが、マクアケは、調理器具からファッション、スイーツまで他にない斬新な商品を「応援して購入する」という新しい概念で客の心をつかみ急成長している。滋賀県のアウトドアメーカーでは、様々な用途にも使える寝袋をマクアケに出品、2週間で2700万円を集めることに成功した。その秘密は、キュレーターと呼ばれるスタッフがメーカーをサポートする独自の制度にある。キュレーターは、企画段階から相談に乗り、ターゲットに合わせたサイトのページ作りまで、商品が売れるよう徹底的に指導してくれる。現在、マクアケに出品するメーカーの9割は中小企業で、小さな下請け工場もマクアケで自社商品作りに挑戦し、ヒットを飛ばしている。そして、今やマクアケの利用は大企業にまで。例えばキヤノンは、360度撮影可能な最新カメラをマクアケで販売する準備を進めていた。大手メーカーは、商品化するまでに何重もの決済が必要で、販売に至らないケースも少なくない。そんな眠れるユニークな商品をマクアケで試験販売することで、ヒットにつなげようというのだ。そんなマクアケは設立8年で「応援購入」総額250億円を突破、上場まで果たした。全国に眠っている商品アイデアを掘り起こす、新時代のものづくりの全貌に迫る。

「日本でもiPhoneが生まれるものづくりを!」倒産危機からの大逆転劇

2013年にサイバーエージェントの若手社員3人で創業したマクアケ。リーダーの中山は、"カリスマ経営者"藤田晋の下で運転手を経験。31歳のとき、新規事業として設立されたクラウドファンディング会社の社長に抜擢される。「なぜ日本ではiPhoneは生まれなかったのか…」中山はそんな命題に挑むべく、新たな商品が生まれる場としてサイトを立ち上げる。しかし商品を掲載するメーカーを全国で探しまわるも、実に400社に断られ、危機的な状況からのスタートに…。赤字が続き、何度も本社に融資を頼むどん底を味わった。そんな状況を変えるキッカケになったのが、腕時計ブランドKnotの遠藤社長に言われた「マクアケは資金調達ではなく、テストマーケティングに活用できる」という言葉。中山はこの気付きから、既存のクラウドファンディングとは一線を画す、「応援購入」という概念を考案。ヒットを生み出すビジネスモデルを作り上げることに成功する。大逆転を成し遂げた若手経営者の格闘。

ゲストプロフィール

中山 亮太郎

  • 1982年東京都生まれ
    慶應義塾大学卒業
  • 2006年サイバーエージェント入社
  • 2013年マクアケ設立

企業プロフィール

  • 本 社:東京都渋谷区渋谷2-16-1 Daiwa渋谷宮益坂ビル10F
  • 設 立:2013年5月1日
  • 年 商:32億2500万円
  • 従業員:約100人

村上龍の
編集
後記

他のクラウドファンディングは個人の活動支援が主だが、マクアケは産業支援から出発しているので考え方が違う。サイトの運営も違う。ただしお金集めというイメージが浸透していたのも事実で、それを塗り替えるには努力が必要だった。あえて言えば「テストマーケティング」を実行できる会社だ。そんな会社がこれまで存在したのか、寡聞にして知らない。「何かを生みだすのに一社で完結する時代はもはや終わった」中山さんの言葉だ。ただし重要なのは、その製品を生みだす熱意だそうだ。その部分は永遠に不変なのだろう。

村上龍

JMM Japan Mail Media 編集長 村上龍

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