社長の金言
やり抜けば人も会社も成長する
RYU'S EYE
座右の銘
放送内容詳細
新浪流“やってみなはれ”
ここ数年、挑戦的な商品を次々と投入して話題となっているサントリー。ペットボトルでコーヒーを飲む「クラフト・ボス」。若者向けのウイスキー「知多」。3種の和素材を使用したジャパニーズジンの「翠」。さらに、業界に先駆けて発売した「レモンサワーの素」は、コロナ禍の家飲み需要にもマッチして大人気に。緑茶の「伊右衛門」は大胆にリニューアルして売り上げがアップした。好調の背景にあるのが、新浪の経営方針にある。2014年、創業家以外の人物として初めてサントリーのトップに立った新浪。伝統の“やってみなはれ”精神を受け継ぎ、さらに加速させている。100年以上の歴史をもつ巨大老舗企業を任された、新浪流“やってみなはれ”とは?
アメリカの社員も“やってみなはれ”!
新浪は三菱商事出身、アメリカのハーバード大学でMBAを取得している。その後、業績を落としていたローソンの立て直しを託され、43歳の若さで社長に就任。大胆な改革により11年連続で営業増益を果たした。そうした実績を買われて、サントリーから熱いラブコールを受けて社長に就いた新浪。最大のミッションはグローバル戦略の加速だった。当時、サントリーはアメリカのビーム社を買収したばかり。ビーム社は200年以上の歴史を持つ老舗企業で、蒸留酒の事業規模では世界3位とサントリーを上回る。社員のプライドも高く、統合は一筋縄ではいかなかった。新浪は“やってみなはれ”など企業理念をグループ全体に浸透させるため、「サントリー大学」を設立。また、「やってみなはれ大賞」を創設して、世界中の社員たちに新たな挑戦を促した。保守的だったビーム社の社員たちも徐々に変化。日本でヒットしたハイボールをアメリカでも売り始めるなどし、ジムビームの販売量は統合前の2倍以上に伸びた。海外の老舗企業も掌握する、新浪流の経営術とは?
ゲストプロフィール
新浪 剛史
- 1959年横浜市生まれ
- 1981年三菱商事入社
- 1991年ハーバード大学経営大学院でMBA取得
- 2002年ローソン社長に就任
- 2014年サントリーホールディングス社長に就任
企業プロフィール
- 本 社:東京都港区台場2-3-3
- 1899年鳥井信治郎が鳥井商店を創業
- 2009年サントリーホールディングス株式会社設立
- 年 商:2兆3,676億円(20年12月期)
- 従業員:40,044名(20年12月現在)
村上龍の
編集
後記
「やってみなはれ」という言葉には参った。当初「やってみろ」という「命令」だと思った。「あんたの好きに」という枕詞が必要だと考えた。「あんたの好きに、やってみなはれ」と続く。ところが「あんたの好きに」というニュアンスが、「やってみなはれ」に、すでに含まれていることに気づいた。発案者・企画者は、「やりたい」のが大前提だ。「それならやってみなはれ」となる。言われたほうは逃げ場がない。徹底的に追い詰められる。魔法の言葉だ。


















