カンブリア宮殿

村上龍 × 経済人

1161155

テレビ東京系にて放送中

2021916日放送

初公開!カップヌードル
累計500億食の裏側

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日清食品 社長
安藤 徳隆(あんどう のりたか)

2021年9月に発売50周年を迎えた日清食品のカップヌードル。世界的なロングセラー商品だが、驚くのはこの4年間、過去最高の売り上げを更新し続けていることだ。その仕掛け人が、即席麺の発明者・安藤百福の孫にあたる現社長の安藤徳隆。今までにない斬新な手法で新たなファン開拓に成功している、若き三代目の変革に迫る。

社長の金言

文句を言われるぐらいでないと人の心に引っ掛からない

RYU'S EYE

RYU’S EYE

座右の銘

放送内容詳細

楽しすぎる戦略で快進撃!3代目のカップヌードル大変革

奇想天外なパロディーから、クセになるフレーズのヘンテコCM、さらに大企業とは思えない軽いノリでカップヌードルを自らいじるツイッターまで・・ここ数年日清が行う広告戦略は、そのユニークさで注目を集めている。公式ツイッターのフォロワー数は4年間で10倍近くにまで増えた。そんな戦略を牽引するのは広告代理店でも宣伝部員でもない。即席麺の発明者・安藤百福の孫で日清食品の現社長、安藤徳隆だ。広告に関する会議では、社長の安藤自身がアイデアを矢継ぎ早に出し、他にないユニークなものに仕上げていく。若者の間で流行っているものへの造詣の深さは、企業経営者とは思えないものだ。6年前に社長に就任した徳隆は、当時カップヌードルの購買層から若者が離れていることを危惧し、若い人に「自分たちの商品」と思ってもらえるにはどうすればいいかを徹底的に研究。今の楽しい広告戦略を生み出した。一方で、リッチな味わいの商品や、塩分控えめ、低糖質などのカップヌードルも次々と開発。長年のファンである年配の客も離さないようにしている。そんな今までにない攻めた戦略が当たり、発売50周年を迎えるロングセラーにも関わらず、カップヌードルは4年連続最高の売り上げを更新し続けている。三代目社長の大胆な戦略に密着する。

伝説の創業者の鞄持ちを3年・・社内大反対からの「謎肉祭り」

安藤徳隆が「最も貴重な経験だった」というのは、大学を卒業した時、90歳だった創業者・百福の鞄持ちを3年間した経験だ。90歳になっても宇宙食の開発に自ら挑んだほど、晩年まで新しいことに興味を持ち、挑戦をし続けた百福。徳隆の脳裏にはそんな創業者の姿が焼き付いているという。若くして社長になった徳隆が社内で一目置かれる存在となったきっかけが、「謎肉祭り」と銘打ったキャンペーン。カップヌードルの肉がマニアの間で密かに「謎肉」と呼ばれていることに着目し、あえて大々的に打ち出したのだ。社内の誰もが「イメージが悪い」と反対した企画だったが、予想に反して大ヒットとなった。斬新なことに果敢にチャレンジする。徳隆の原点が百福の鞄持ち経験にあった。

ゲストプロフィール

安藤 徳隆

  • 1977年大阪府生まれ
  • 2002年慶応大学大学院修了
    祖父百福の鞄持ちを3年間務める
  • 2007年日清食品に入社
  • 2015年日清食品社長就任
  • 2016年日清食品ホールディングス副社長就任

企業プロフィール

  • 社長CEO:安藤宏基
  • 副社長COO:安藤徳隆
  • 設 立:1948年(日清食品の設立は2008年)
  • 売上収益:5061億円(21年3月期連結)
  • 従業員:連結14467名

村上龍の
編集
後記

カップヌードルが、500億食を超えた。カウントできるところがすごい。たとえば讃岐うどんとか、それなりに食されているはずだが、カウントできない。カウントできるのは容器も売り出したからで、それが革命的だった。ただ500億食も売れる商品はやっかいだ。努力を忘れる。「カップヌードルをぶっ潰せ」というスローガンが内部で必要になる。本当にぶっ潰したら屋台骨が砕けるが、本気でぶっ潰すつもりでやらないといけない。その辺がむずかしい。

村上龍

JMM Japan Mail Media 編集長 村上龍

日曜スペシャル ガイアの夜明け

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