RYU'S EYE
座右の銘
放送内容詳細
全て自社生産!ワクワクを生み出す人気雑貨店の経営戦略
オーサムストアの商品は6000アイテム。年間1000アイテムもの新商品を発表している。200円~400円の価格帯が中心で、その特徴は他の雑貨チェーンに比べ低価格ながら「実用性」ある生活雑貨を多く取り揃えていること。特にキッチングッズには定評があり、幅広い年代の女性客から支持を集めている。また他店よりも高品質のモノを安価で買えることも人気の理由。安さの理由はオーサムストアの商品は全てオリジナル。企画開発から製造、物流、販売を一貫して自社で行っているのだ。仲介業者を排除することでコストをギリギリまで抑え、価格に反映させている。またオーサムストアでは、他店にはない独特のデザイン性を商品に取り入れているのも特徴。多くの美大生を社員に採用することで、客の目を引くアイテムを生み出せている。社長を先頭に「ワクワク」の店作りに力を注ぐ人気雑貨店の裏側に密着した。
野宿生活から米国スラム街へ!
現社長の堀口は佐賀の高校を卒業後、芸術家を目指し東京芸大を2度受験するものの失敗。このままでは大卒には勝てないと堀口はアメリカ行きを決意。資金がなかったので、住んでいたアパートを解約し代々木公園で野宿生活を始める。工事現場で日雇いバイトをしながら50万円を貯め、アメリカへ。しかし言葉も話せず、職もない。ようやく雇ってもらえたのはスラム街にある酒屋の倉庫整理。銃で脅され財布を取られるなど怖い体験を繰り返しながらも堀口は永住権を取得する。しかし、手続きのために一時帰国した際、堀口はひょんなことからある食器に魅せられ、日本で食器の販売代理店を開業する。そこから輸入品の総合商社、さらには雑貨の小売店へと方向転換を繰り返していく。しかし、海外資本のファストファッションが日本で大ブームとなり、堀口の雑貨小売店は低迷。転機となったのは、デンマークの雑貨店「フライングタイガー」の上陸。連日超満員の店内を目の当たりにし、堀口は決めた。「我々の雑貨で黒船を食い止める!」堀口は自社で作った商品で勝負しようと、「フライングタイガー」表参道店のそばに新業態店「オーサムストア」を出店。海外資本に負けるまいと商品開発に力を注ぎ、オーサムストアを人気の雑貨店へと成長させた。
ゲストプロフィール
堀口 康弘
- 1955年佐賀県生まれ
- 1973年県立佐賀東高校卒業後、大学受験に失敗
- 1976年 渡米後、酒屋の倉庫整理や飲食店を開業
- 1982年レプビイハウス設立
- 2014年「オーサムストア」開業
企業プロフィール
- ※1月1日より現社名 旧社名はレプレゼント
- 住 所:東京都渋谷区神宮前6-17-11
- 創 業:1982年
- 従業員:約700名
- 店 舗:62店舗
村上龍の
編集
後記
HPに載っている沿革は、興味深い。「1982年2月 従業員3名で有限会社レプビイハウスを世田谷区深沢に創業」からはじまる。その後「直営小売業への進出を決意」があり、「新業態ブランドをオープン」が続く。野心的な沿革だが、攻撃的な視線は感じない。どこかを潰すというような姿勢はない。堀口さんは、静かに絵を描くような態度で、事業を拡張してきた。商品を選び、売るのが好きなのだろう。言うまでもなく商品を売るのは快楽だ。その快楽に、忠実なのだ。


















