カンブリア宮殿

村上龍 × 経済人

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テレビ東京系にて放送中

テレ東BIZで配信中

20221117日放送

テレ東経済WEEK
日本流改革で驚異の復活劇

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クリスピー・クリーム・ドーナツ・ジャパン 代表取締役社長
若月 貴子(わかつき たかこ)

2006年の日本初上陸時、連日大行列を作り、一世を風靡したクリスピー・クリーム・ドーナツ。破竹の勢いで全国各地へと展開するが、ブームが去ると大量閉店に追い込まれた。しかし、日本独自の改革で徐々に勢いを取り戻し、今年中には過去最高近くの店舗数に到達する見込みだ。その復活の立役者が2017年から社長を務める若月貴子。「もう行列のできるドーナツ屋は目指さない」、日本で長く愛されるブランド作りへの奮闘を追う。

未公開インタビュー

座右の銘

放送内容詳細

日本独自の改革でV字回復

今年8月にオープンした、クリスピー・クリーム・ドーナツの国内最大規模の旗艦店・国際フォーラム店。ここでは看板商品の「オリジナル・グレーズド」だけでなく、甘くない日本発のオリジナルドーナツ商品も豊富に揃っている。例えばミートソースとチーズを使用したものや、マカロニとベーコンを組み合わせたものなど、多種多様な限定メニューが目白押し。こうした商品は日本独自で開発したもの。以前はアメリカのレシピ通りに売っていたが、日本の客の舌に合わせ、甘さを控えた「ブリュレグレーズド」や干支にちなんだ動物をデザインした日本らしさを取り入れたドーナツは、国内のみならず世界中のクリスピーからも絶賛されている。さらに、客との接点を増やすため、スーパーや駅チカ・駅ナカでの販売を開始。社長・若月の日本流改革で低迷していたクリスピー・クリームドーナツは日本で見事な復活を遂げたのだ。

若月の知られざる内部改革

若月の入社時は日本法人が立ち上がって、まだ6年目。組織体制が十分に出来上がっていなかった。当時の店舗運営は異業種からかき集めてきたエリアマネージャーたちが各々のやり方で運営していたからだ。そこで、若月は若手社員に様々な研修を受けさせ、生え抜きの幹部候補生を育て、店舗運営の場に入らせた。さらに、大量閉店を主導し、都市圏に人材を集約。店舗での育成には動画マニュアルを導入し、統一化された接客サービスを目指したことで、顧客満足度をアップさせた。

固定客獲得で日本土着化へ

日本で長く愛されるドーナツ屋を目指すために、ファン獲得に向けた取り組みも行っている。千葉県市川市では小学生に向けたドーナツのワークショップを開催。さらに、各店舗の自発的な取り組みとして、テイクアウト客に「サンキューカード」を配っている。この手書きで書かれたメッセージに喜び、多くのリピーターを生んでいる。

ゲストプロフィール

若月 貴子

  • 1969年生まれ 筑波大学卒業後、西友に入社。
  • 38歳で経営共創基盤に転職、5年間コンサルタントを務める。
  • 2012年クリスピーに入社。管理本部長、副社長を経て、2017年代表取締役社長に就任。

企業プロフィール

  • 本 社:東京都渋谷区
  • 従業員:1,536名(正社員136名)
  • 売上高:43億円(2018年)以降は非公表
  • 店舗数:60(2022年12月見込み)

村上龍の
編集
後記

すごいドーナツ好きではなかった。ただし、自社を見る目は確かだった。売上が減少しているだけではなく、現場が混乱していた。大量閉店を主導した。商品をきちんと説明できているのか、店内でゆっくりと客はくつろいでいるのか、「タッチポイント」を増やしたこともあり、店舗運営力が徐々に復活した。上陸した当時のように行列の絶え間ない店にしたいか。いや興味はない、ファンになった客はまた戻ってくる。若月さんは、小柄で、可憐な人だった。可憐に、ドーナツを、おいしく作っている。

村上龍

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