放送内容詳細
寿司王国から生まれた超人気回転寿司チェーン!人気の全貌
1世帯あたりの寿司の年間支出額が日本一を誇り、回転寿司店の集積度が全国で一番多い「寿司王国」石川県金沢市。その中でもトップクラスの人気を誇るのが「金沢まいもん寿司・本店」。週末には3時間待ちが当たり前という超人気店だ。低価格回転寿司はファミレス風の店構えが主流だが、ここは武家屋敷のような佇まいで非日常空間が客を出迎える。従来の回転寿司では絶対に見られない「のどぐろ」「がすエビ」など高級ネタがラインナップ。そんな魚を仕入れられる秘密が「情報集め」。毎朝社員が各地の港に足を運び、現地の漁師たちとパイプを作り、レアな情報や鮮度の高いネタを優先して送ってくれるような関係を作っている。回転寿司とは思えないそんな極上品を、石川県のみならず、東京を初めとする主要都市を中心に21店展開。誕生日等の記念日に、ちょっとした贅沢をしたいという客の要望にマッチした店に仕上げた。見たことのない圧巻ネタで客殺到の人気回転寿司チェーンに上り詰めた、金沢まいもん寿司の人気の全貌に迫る!
栄光と挫折 建設会社社長が挑んだ回転寿司経営
社長の木下は元々は寿司と全く無縁の人生を送っていた。高校卒業後、父が経営する工務店に入社し一級建築士の資格を取得。ある日、回転寿司用コンベアー会社の社長から「寿司の街・金沢で門外漢が回転寿司をやったら面白いのでは?」という話を聞き、面白そうだからと乗り出してみることに。しかし、いきなり寿司業界への参入は無謀だと思い、競合の少ない「海なし県」に目をつけ、岐阜県で事業を始める。まず始めたのが鮮魚店。金沢の新鮮な魚介類を並べ、客の信用を掴むとその鮮魚店の隣に回転寿司店を出店。これが大人気となり、話題の店となっていく。そこから金沢で高級ネタをふんだんに使った回転寿司店「金沢まいもん寿司」を出店。従来の回転寿司との差別化を図り、大成功。その勢いで海外出店をはじめ東京・銀座の一等地にも進出したが、リーマンショックの影響もあり国内の一部店舗や海外店舗は閉店に追い込まれる。そこで「人材の育成」に目を向け、職人にスピード感と、握りの技術、接客などの研修に力を注ぐ。そんな改革が身を結び今年「全日本回転寿司MVP選手権」では、三軒茶屋店の店長が見事優勝を果たした。
地方の回転寿司店を救え! 地元食材から生み出す起死回生のグルメ寿司
まいもん寿司は、地方の窮地に陥った寿司店にも手を差し伸べている。群馬県のローカル回転寿司チェーン「いちもん」は昭和53年に創業し、業績を伸ばし続けたが、低価格大手チェーンの攻勢に押され業績が悪化。後継者がいなく窮地におちいった「いちもん」をまいもん寿司が引き取った。店を再生させるために取りいれたのが「地元食材」。下仁田納豆や味噌漬け大根など地元企業を巻き込んだ群馬でしか食べられないグルメ回転寿司を開発。見事復活を果した。
ゲストプロフィール
木下 孝治
- 1951年12月1日 石川県金沢市生まれ
- 1970年金沢市立工業高建築科を卒業後、父の建築会社に入社
- 1978年(株)木下建築デザイン事業所社長 就任
- 1999年株式会社M&Kを創業し社長に就任
企業プロフィール
- 住 所:石川県金沢市八日市3丁目604番地
- 創 業:1999年
- 売上高:55億円
- 従業員:300名(アルバイト・パート含む)
村上龍の
編集
後記
木下さんは、回転寿司一筋ではないのに、回転寿司のことを誰よりも考えている。42歳で「回転寿司を素人がやったら面白いぞ」と言われ、デザインが好きだったので、店舗デザインやプロデュースをするのは確かに面白そうだと参入することにした。参入のフットワークが軽い。創業するにあたり、まずは鮮魚市場を開き、魚屋が展開している寿司屋を演出した。ビジネスは大成功したが、自分の魂が喜ぶことをやっている。朝起きて瞑想を続けているらしい。何を想うのだろうか。ぜひ聞いてみたい。


















