本格的な寒さ到来!いま、注目の暖房器具がオイルヒーターだ。日本のオイルヒーター市場で90%と、圧倒的なシェアを誇るのが「デロンギ」だ。"ゼロ風暖房"で乾燥から守ってくれると人気を集めている。さらに、おしゃれなキッチン家電から全自動コーヒーマシンも開発。イタリア発の世界的企業デロンギ、知られざる日本市場攻略の裏側に迫る!
社長の金言
「50%しか知らない」はチャンス
放送内容詳細
日本独自の取り組みが続々!
デロンギはイタリア・トレヴィーゾに本社を置く家電メーカーだ。1995年に日本市場に参入、当初は物珍しさからオイルヒーターが売れたが、年々売れ行きが落ち込んでいく。そこで日本法人の立て直しを任されたのが、現社長の杉本だ。就任当時、デロンギの日本での認知度は50%に満たなかったが、杉本はこれをチャンスと捉える。前職で培ったマーケティングのノウハウを生かし、日本独自の取り組みを次々に行う。“おやすみ暖房”と銘打って「就寝時はオイルヒーター」とターゲットを絞ると、1年で業績を回復。さらに“オイルを使わない”ヒーターや、コーヒーのサブスクなどで売り上げを伸ばしている。
「イタリア流のデザイン」の壁とは?
デロンギの商品開発は、すべて本部のイタリアで行われている。そこで最も重視されるのは「イタリア流のデザイン」だ。杉本は日本向けに改良してもらうため、時にはイタリアの開発者に実際に家に来てもらうなど粘り強く交渉する。そんな苦労の末、「イタリア流のデザイン」を損なわずに新たに生まれたのが、日本のキッチンにフィットした小さめの電気ケトルや“オイルを使わない”ヒーターだった。
ゲストプロフィール
杉本 敦男
- 1954年生まれ
- 1978年一橋大学卒
- 1984年シカゴ大学MBA取得
- 1978年コニカミノルタ入社
- 1998年コニカミノルタ退社
- 2010年デロンギ・ジャパン代表取締役社長に就任
企業プロフィール
- 設 立:1995年3月14日
- 資本金:4億5,000万円
- (1995年3月14日設立当時)
- 従業者数:94人
- 売上高:ジャパンは非公開
村上龍の
編集
後記
収録前打ち合わせには、10数人が参加するが、デロンギのマシンでコーヒーを飲んでいる者は誰もいなかった。何らかのマシンで朝コーヒーを飲んでいる人も、わたしと、あと2人しかいなかった。いったいどういうことかと思った。実は、朝ゆっくりとコーヒーを楽しむという文化が希薄なのではないか。そういった文化は、今後、広まると思われる。デロンギは、さらに成長する可能性がある。北イタリアののんびりした文化と、突き詰めて考える論理が交錯する。製品はすべて美しいフォルムを持つ。


















