放送内容詳細
一部の客から絶大な人気!「あったらいいな」を実現する特化型家電
多機能・高性能に拘った家電製品が多い中、小泉成器の商品は、“大風量に特化した”ドライヤーや“ゆで卵を作ることに特化した”エッグスチーマーなど、とにかく何かに特化した、いわば“一芸家電”が多い。実は小泉成器は、大手のような最新技術を駆使したような商品は少ない。しかも幅広い層をターゲットにするのではなく、大手が狙わないような一部のニッチなニーズを狙うのが特徴。“朝の忙しい時に家事を時短したい人”のために目玉焼きとトーストが一度に作れる『目玉焼き付きオーブントースター』や、“外でもどこでも好きなときに新鮮なスムージーが味わいたい人”のための持ち運びもできる小型の『コードレスミキサー』など、一部の人の「あったらいいな」に特化させる商品が、お客の心を掴んでいるという。そんな商品の企画開発を一手に担っているのが、商品部のたった7人の社員。彼らは一体どのようにして、一部のお客のニーズをキャッチした商品作りを実現させているのか?マーケティングだけに頼らない、コイズミ流の商品開発の舞台裏を徹底取材する。
強みはメーカーと卸の二刀流!
実は小泉成器は、メーカーとしてだけでなく、“卸”の顔も持つ。ケトルなどでお馴染みの「ティファール」や、自宅で簡単に炭酸水が作れることで話題となった「ソーダストリーム」、健康サポート機器の「タニタ」など、国内外160以上もの有名メーカーの販売代行をしている。もちろん扱う商品も、白物家電から、調理、理美容、健康、防災に至るまで幅広い。そんな“メーカーと卸”の二刀流だからこそ出来るのが、独自の売り場作りだという。大手家電メーカーでもなかなか真似出来ない、“小泉成器ならではの売場作り”とは一体どういうものなのか?取引メーカーの信頼も勝ち取る、独自の二刀流のビジネスの強みに迫る。
日本のニーズを掴め!ヒット商品誕生の極意
小泉成器の歴史は古く、300年前、麻布の行商を始めたことが原点。戦後、「これからは電気の時代だ」と電気製品の製造販売や卸をはじめると、照明、家具事業にも参入。1970年代には照明と学習机を一体型にした『コイズミの学習机』などの大ヒット商品も生まれ拡大していく。そんな時に入社したのが会長の田中裕二だ。田中は、海外製品がほとんど売れない時代に、“油なしで揚げ物ができる”海外ブランドの「ノンフライヤー」に目をつけ、日本に初めて紹介し、ヒットさせた人物。田中はなぜ海外製品をヒットさせることができたのか?“メーカーと卸”の両側面から向かい合って来た小泉成器だからこそできる、商品をヒットさせる“売り方の極意”に迫る。
ゲストプロフィール
田中 裕二
- 1952年岐阜県大垣市 生まれ
- 1976年中央大学を卒業
小泉産業に入社 - 1989年分社化により小泉成器へ移籍
- 2014年代表取締役社長に就任
企業プロフィール
- 会社名:小泉成器
- 設 立:1989年
- 本 社:大阪市中央区備後町3丁目3番地7号
- 売上高:719億円
- 従業員数:336名
村上龍の
編集
後記
複雑な会社だ。1716年に商粗が麻布の行商をはじめてから300年あまりが経っているが、現代の小泉は、サプライヤーからメーカー&ベンダーというわかりづらい横文字の世界でビジネスを行う。こだわりのモノを作り、1業種1社を基本とした仕入れもやる。異業種から家電量販店に持ちこむ。ドライヤーも昔は理髪店にしかなかった。「酒燗器」というユニークな製品もある。なんで?、と田中さんに聞いたら、わたしが夏でも熱燗を飲むからという答え。遊び心がある。遊び心で、真剣に、モノを流通させている。


















