カンブリア宮殿

村上龍 × 経済人

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テレビ東京系にて放送中

テレ東BIZで配信中

2024411日放送

売り上げ日本一の総合楽器店
大躍進の舞台裏に迫る!

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島村楽器 社長
廣瀬 利明(ひろせ としあき)

コロナ禍による"巣ごもり需要"で楽器を始める人が増え、市場規模はコロナ前の690億円から754億円にまで拡大した。そんな中、日本全国に180店舗を構える「島村楽器」が勢いを増している。理由は、楽器販売店に併設されている音楽教室の利用者が急増していること。2代目社長の廣瀬利明は就任後、「楽器プレイヤーのトータルサポート」なる戦略を打ち出し、イオンやパルコなどショッピングセンターに数多く出店し、2年連続で過去最高の売上を更新。総合楽器店で売り上げナンバーワンの業績を叩き出す戦略に迫る。

未公開インタビュー

座右の銘

放送内容詳細

独自のレッスンシステム「サロン」

島村楽器が「ヤマハ」「カワイ」などの大手音楽教室と違うのは、「サロン」という独自の個人レッスンシステム。通常の教室のように、決められた時間に生徒が通うのではなく、自分の通えるスケジュールを予め予約し、自社採用されたインストラクターからレッスンを受けることができる。また、決まった教本などはなく「利用者がこの楽器で何を実現したいのか?」一人ひとりのニーズに合わせて指導してくれるのが人気の理由だ。

楽器を始める初心者に“挫折”をさせない

島村楽器が独自に分析したデータによると、ギターを購入した人の実に8割が半年で辞めているという。そんな中、島村楽器がある動画テキストを配信し大ヒットしている・・・その名も「挫折しない弾き方おしえて!ギターセンパイ」。自分のペースに合わせ、好きな時間にコツコツ練習できるため、楽器を挫折しない生徒も増えている。全国に180ある店舗では、「楽器を売って終わり」ではなく「楽器のお悩み相談室」なる無料サービスも実施。初心者にとって使い勝手のいいアフターケアを徹底しているのだ。さらに、楽器の腕を磨いた「中級者」向けには、より音楽を楽しんでもらうための独自のサービスも。「オトナカマ」なるサークル活動や、個人レッスンに通う会員の出会いの場「サロンパーティー」を開催。そこで出会った仲間たちと、年に一度の演奏会に出ることもできる。その場所は、あの「サントリーホール」等の檜舞台を用意。アマチュア楽器演奏者にとってこれ以上の「夢の舞台」はない。

真の楽器のプロ集団になるために──

島村楽器では販売スタッフの知識や技術を向上させるため、独自の資格制度を設けている。ジャンルはギターやピアノ、バイオリン、デジタル音楽など11種類。「初級」はペーパーテストのみだが、「上級」は楽器の実演や解体までできなければ合格できず、まさに「楽器のプロ」を育成するシステムだ。

1人でも多くの人に楽器を楽しんで欲しい

島村楽器では展示品だった楽器やオリジナルブランド楽器の試作品などを、児童養護施設へ寄贈する活動を行っている。楽器を、音楽を楽しむ人を1人でも増やしたい──そんな思いから始めた草の根活動だ。

ゲストプロフィール

廣瀬 利明

  • 1975年東京生まれ
  • 1999年3月慶応義塾大学法学部政治学科卒業
  • 1999年4月日本輸出入銀行(現在の国際協力銀行)入行
  • 2004年3月島村楽器株式会社入社
  • 2004年8月米国留学(06年6月経営学修士号取得後に帰国)
  • 2006年6月取締役就任
  • 2010年5月代表取締役専務就任
  • 2013年5月代表取締役社長就任

企業プロフィール

  • 創業:1969年
  • 本社:東京都江戸川区平井6-37-3
  • 売上高:432億円(2023年期)
  • 従業員数:2344人(2023年期)
  • 店舗数:39都道府県・計180店
  • (2023年3月時点)

村上龍の
編集
後記

楽器をやる人は「ブルジョワ」だと思う。知り合いに、音大出でピアノの講師をやりながら、和物の三味線で名取を取り、今はバイオリンをやっているという人がいる。宝石やファッションには興味がないらしい。もう死語だが「ブルジョワ」だなと。普通の楽器屋は楽器を売るために教室を開くが、島村は音楽教室を継続してもらうために楽器を売る。音楽の世界は音楽そのものが中心で、そのために必要な道具として楽器を買う。楽器は、習得には長い時間を必要とする。その一端でも味わえば、すでにブルジョワだ。

村上龍

テレ東系リアルタイム配信

日曜スペシャル ガイアの夜明け

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