社長の金言
FCビジネスは 加盟店が儲けて豊かになるべし
放送内容詳細
加盟店を幸せに!FCビジネスに執念を燃やす新興企業の戦略
今、急拡大中の「鰻の成瀬」を運営する「フランチャイズビジネスインキュベーション(以下FBI)」。社長の山本は、飲食業には全く興味がなく、従来のスクラップアンドビルドで成長していくFC業界のあり方を変えようと会社を設立した。そして初めて自社で開発した店舗「鰻の成瀬」を開業。うなぎは頻繁には食べないが単価が高く競争相手が少ないため、FC展開すれば勝ち目があると考えた。例えば、一番安いうな重「並」はうなぎ半尾で1600円、1尾でも2600円と、一般的なうなぎ専門店の価格から40~50%に抑え、「老舗店とはいかないまでも美味しいうなぎを食べたい」というニーズを取り込み、全国一のうなぎチェーンに上りつめた。そこには徹底的なコストを抑えるさまざまな戦略が。出店は一等地を避け、居抜き物件に簡易的な内装を施しコストを抑え、スタッフも2~3人で回せるように人件費も抑えている。通常、うなぎ専門店では注文を受けてからさばくため、客に提供するまで40分以上かかるが、「鰻の成瀬」では特別な調理機器を使うため職人技術を必要とせず、10分以内に客へ提供。回転率も上げている。そもそもFBIは、多岐にわたるFC業態の会社の運営サポートや開業支援を行ってきた会社で、山本は「客」だけでなく加盟店のオーナーにもしっかり目を向けている。「加盟してよかった」と思ってもらうことに力を入れ、一方の加盟店のオーナーからは「客を呼び込むための本部のサポートが手厚い」と信頼を得ている。また、加盟店のオーナー同士がSNSのグループでつながり、お互いを助け合う仕組みもつくった。他社が追いつけないスピード感で出店攻勢をかけながら、加盟店を脱落させずに寄り添っていくことがFC事業で勝つ秘訣だと山本は言う。
加盟店が儲かる店に!山本社長がFCビジネスにこだわる理由
大手掃除代行会社で10年間、FC事業の現場にいた山本。本部のスーパーバイザーとしてFC加盟店のサポートなどを担当し、営業成績トップを誇っていた。しかしその会社では、加盟店の売り上げが落ちてきたら契約を打ち切り、新たなオーナーと契約を結ぶスクラップアンドビルドを繰り返し、売り上げを伸ばすという手法を取っていた。そのことに違和感を持った山本は「本部も加盟店も一緒に儲かるFCビジネス」を自分でやろうと、2020年に退職してFBIを設立した。FC事業を研究しながら、2022年9月に自社初のブランド「鰻の成瀬」を出店。うなぎ店には珍しくSNSやテレビCMといった広告戦略を本部主体で次々と打ち出し、FCオーナーに寄り添う運営スタイルを続けながら、2年かからず200店舗を達成した。
新たなFCビジネスへの挑戦
FBIは新たに「よもぎ蒸しサロン」のFC事業をスタートさせる。うなぎ店同様よもぎ蒸しも個人店が多く、初心者には入りづらいという実情があった。そこをFC展開することで潜在的なユーザーを獲得できるというのが山本の狙いだ。「鰻の成瀬」に続くFCビジネスの勝負に出る。
ゲストプロフィール
山本 昌弘
- 1983年滋賀県高島郡新旭町生まれ(現 高島市)
- 2002年高校卒業後 イタリアへ語学留学
- 2005年ECC入社 教室運営兼営業職に従事
- 2010年大手掃除代行会社入社
- 2020年フランチャイズビジネスインキュベーション設立
- 2022年9月「鰻の成瀬」1号店オープン
企業プロフィール
- 住所:滋賀県高島市今津町桜町2-1-3
- 設立:2020年
- 正社員:5人
- 売上高:約20億円見込み(2024年8月期)
村上龍の
編集
後記
1号店は駅から15分はかかる商店街の一角。「うなぎ」なら少々立地が悪くても検索して来店するだろうという読み。二等立地に出店して固定費を下げ、その分価格を下げた方が商売として成立するのではという想像。内装は全てDIY。ハンディがあっても成功させれば、店主が「自分でもできる」と思ってくれる。うなぎは商社から仕入れ、店舗では蒸して焼くだけ。機器を導入して職人は不要。全店きちんと儲かっている。1番大事なのは利益。FCビジネスで、携わった人々が幸福になることに関心がある。


















