放送内容詳細
元修道院が!知事公舎が! 次々に世界的ラグジュアリーホテルに一変させる仕掛け人
最近、長崎で築127年の修道院だった建物が、外資系ラグジュアリーホテル「インディゴ」としてオープンした。赤レンガの美観を保ちつつ、約3年かけて老朽化していた建物を高級ホテルへと生まれ変わらせた。さらに奈良市の世界遺産に囲まれたエリアでは、歴史的風情のある旧知事公舎を、マリオットが展開するホテルブランドでも最上級カテゴリーの一つ「ラグジュアリーコレクション」として開業した。各地の歴史的建物を、次々と外資系高級ホテルに生まれ変わらせる仕掛け人が、森トラストの伊達美和子社長。伊達は、軽井沢駅近くのジョン・レノンが定宿にしていたという創業130年の「万平ホテル」も大規模なリニューアルを行い、再ブレイクに火をつけた。老朽化していたホテルに新たな客を呼び込む工夫を随所に盛り込んだ。格子、ステンドグラス、すずらんなど、万平ホテルで親しまれてきた象徴的なデザインを生かした施設にすることで、長年のファンを掴みつつ、新たな層にも広げてみせたのだ。日本に少なかった高級リゾートホテルを次々に開業し、森トラストを過去最高の売り上げに導く、伊達の手腕に密着する。
総資産1兆円!“デベロッパーの家”に生まれた故の格闘
もともと日本初の法人会員制リゾートホテル「ラフォーレ倶楽部」を運営していた森トラスト。社長だった父の末娘として育った伊達は、20代の頃から、いくつものホテル開発に関わり、45歳で社長に就任。マリオットやヒルトンなど、名だたる外資系ホテルと組む新たな手法で、森トラストのホテル事業を飛躍的に拡大させてきた。若くしてホテル業界で世界の巨大チェーンと渡り合いこの10年でホテル&リゾート事業の売上高を倍にまで増やしてみせた。伊達の格闘に迫る。
ゲストプロフィール
伊達 美和子
- 1971年東京出身(森グループ創業者・森泰吉郎の孫)
- 1996年慶應義塾大学大学院卒、長銀総合研究所入社
- 1998年森トラスト入社
- 2011年森トラスト・ホテル&リゾーツ社長就任
- 2016年森トラスト社長就任
企業プロフィール
- 設立:1970年
- 本社:港区虎ノ門4丁目1番1号
- 年商:2816億円(25年3月期)
- 保有ビル数:64棟
- ホテル・リゾート施設:36カ所
村上龍の
編集
後記
人口減でオフィス需要の縮小を予想し、ホテル事業にシフトしているという印象を受ける。外資系としては珍しく、地方ホテルに温泉を完備。裸での入浴に抵抗がある外国人富裕層に対し、温泉付きの個室を準備する。父親が作った「ラフォーレ俱楽部」の影響を受けていると思う。日本で初めての法人会員を対象にした、その施設の第一号となった修善寺のホテルの立ち上げを、幼いころに彼女は見た。「ホテルを作りたい」という気持ちが生まれた。伊達さんには、ホテル事業に関する知識が、細かい数字を含めてすべて入っている。


















