カンブリア宮殿

村上龍 × 経済人

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テレビ東京系にて放送中

テレ東BIZで配信中

20251218日放送

園芸ビジネスの可能性を追求
植物のプロ集団に迫る!

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ユニバーサル園芸社 会長
森坂 拓実(もりさか たくみ)

コロナ禍による「おうち時間」で、ひそかにブームとなった観葉植物。市場規模は近年縮小傾向にあったが、2020年から東京市場の取扱数量はプラスに転じている。そんな中、売り上げを伸ばし続けているのが、大阪に本社を構える「ユニバーサル園芸社」だ。元々はオフィスや施設などに観葉植物を貸し出すレンタル事業として始まったが、現在では小売やレストラン、さらには、オフィスやイベントの空間プロデュースまで、植物に関するありとあらゆる事業を手掛けている。その創業者は森坂拓実。20歳のとき6畳1間のアパートで園芸業を立ち上げたのが始まり。コネやツテが一切なく、自身の飛び込み営業から始まった。バブル経済崩壊後、売り上げが落ち業績が悪化。そんな時、京セラの創業者・稲盛和夫氏の経営塾に入ったことが大きなターニングポイントになり、危機を脱したという。

未公開インタビュー

放送内容詳細

目指すは植物の総合商社、その成長戦略とは

大阪・茨木市に週末になるとこぞって家族連れが訪れる場所がある。その名も「ザ・ファーム・ユニバーサル」。色とりどりの生花や珍しい観葉植物が揃っていて、動物と触れ合えるコーナーもある。緑で囲まれたカフェでは、窯焼きピザが味わえ、年間40万人以上が訪れる植物のテーマパークになっている。この施設を運営するのが「ユニバーサル園芸社」、東京の南町田や千葉でも園芸店を展開しているほか、企業へのレンタル事業や空間プロデュース事業まで手掛けている。ユニバーサル園芸社が取り扱う植物は市場では滅多に出回らない珍しい形をしたものが多い。例えば、特徴的な曲がり方をしたシェフレラやヒゲを生やしたガジュマルなど、こうした植物はバイヤーたちが日本全国を歩き回り、生産者と直接交渉して買い付ける。そうした植物を飾るのが、同社に所属している園芸のプロ集団。国家資格である「園芸装飾技能士」1級を持った社員は50人以上もいて、さらに、社内独自の厳しい資格制度まで設け、技術を磨いているのだ。そして、同社では卸売り業や小売業など、園芸に関わるありとあらゆる分野の会社を積極的にM&Aしている。赤字体質だった会社を再生させ、傘下に入れることで、園芸に関する「総合商社」を目指し、拡大戦略を続けている。

「死への恐怖」…その思いが原動力、がむしゃらに歩んできたビジネス人生

創業者で会長を務める森坂は、幼いころから現在まである思いに取りつかれている。それは「死ぬのが怖い」ということ、人生は二度とない、そのためには自分が入った園芸業界でトップに立ちたい、そういう思いで走り続けてきた。20歳で独立し、植物の路上販売やスナックやバーなどへの飛び込み営業から事業を始めた。ビジネス人生の転機となったのが、京セラの創業者・稲盛氏が立ち上げた「盛和塾」への参加。塾生の発言を聞き、自らの社長としての姿を見つめなおすきっかけとなった。

社内ベンチャーを立ち上げ、新たに挑むのは植物園の再生

赤字で閉園してしまった千葉県の大多喜ハーブガーデン、これを再生し新たなハーブ園に生まれ変わらせようとしているのが、ユニバーサル園芸社の社内ベンチャーだ。若手社員が中心となり、植物園の運営という初めての事業に挑戦している。ヨモギやドクダミ、アシタバといった日本土着のハーブを使い、お香やアロマへの商品化、レストランでのメニュー開発などを進めている。

ゲストプロフィール

森坂 拓実

  • 1948年福井県生まれ
  • 高校卒業後、園芸会社へ就職
  • 20歳の時に独立、観葉植物のレンタル事業を始める
  • 1968年ユニバース園芸を創業(1974年現在の会社名に)
  • 2012年東京証券取引所JASDAQ市場
    (現在:スタンダード市場)へ上場
  • 2021年9月代表取締役会長に就任

企業プロフィール

  • 創業:1968年
  • 大阪本社:大阪府茨木市佐保193-2
  • 売上高:205億円(2025年6月期)
  • 従業員数:1479名(2025年6月末)

村上龍の
編集
後記

小学生のとき「死への恐怖」にとらわれた。しかし、人生は限られた時間しかないと、行動的になった。20歳で創業するが、その延長だ。住んでいた6畳一間の畳を5枚上げて、植木の温室にした。自分のスペース以外、すべて植木だった。園芸社は、そうやって始まった。山奥に小さな土地を借りて、ビニールハウスを自作し、受注を重ねた。高度成長期にオフィスビルの建築ラッシュに乗り、事業は拡大し、上場も果たした。最後に聞いた。「今でも死ぬのは怖いか」森坂さんは「残っている、だが他にやることがある」というような答だった。

村上龍

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