カンブリア宮殿

村上龍 × 経済人

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テレビ東京系にて放送中

テレ東BIZで配信中

2026730日放送

崖っぷちの下請けから
自社ブランドで大逆転!

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石川樹脂工業 専務
石川 勤(いしかわ つとむ)
石川樹脂工業 会長
石川 章(いしかわ あきら)

「1000回落としても割れない」という驚きのキャッチコピーで大きな注目を集める器がある。その名は「ARAS(エイラス)」。どんな料理も美しく"映えさせる"デザインで、ファンが急増中だ。一流シェフのレストランや星野リゾートが運営するホテル「OMO」でも採用されているが、作ったのは「石川樹脂工業」という石川県加賀市にある地方の町工場。大手企業のグラスなどをOEM生産していたが、2020年に自社ブランド「ARAS(エイラス)」を立ち上げると大ヒットを記録する。性格も考え方もまったく正反対、そんな石川章会長と石川勤専務の「異色の親子リレー」が生み出した奇跡のブランド化ビジネスの裏側に迫る!

未公開インタビュー

スタジオ完全版

放送内容詳細

1000回落としても割れない?

1000回落としても割れない…その理由は、特殊な素材にある。樹脂(プラスティック)とガラスを混ぜ合わせて作っているのだ。独特な質感とともに、洗練されたデザインでどんな料理をも“映えさせる”。だが、それだけではない。例えば、「深皿スクープ」と呼ばれる個性的な形をした皿。実はカレーやスープなど最後のひと口まで綺麗にすくえるよう、スプーンがぴったりフィットする形状に設計されている。「機能がデザインになっている」のだ。

ARAS(エイラス)で赤字から脱却

石川樹脂工業は長年、大手レストランのグラスなどのOEM生産を手がけていたが、激しい価格競争にさらされ、つくればつくるほど赤字になるという厳しい現実に直面していた。そんな中、大手企業で働いていた石川勤専務は、父の会社に戻ることを決心。起死回生の一手として、自社ブランド「ARAS(エイラス)」の開発に乗り出す。その裏には、父・石川章会長が長年培ってきた確かな技術力を武器に、樹脂(プラスティック)の可能性を世の中にもっと伝えたいという強い思いがあった。

生き残り戦略 ロボット&インフルエンサー

石川勤専務が大きく変革したことが、2つある。1つは「ロボットの導入」だ。製造ラインに27台ものロボットを配置、職人たちの負担を圧倒的に軽減したのだ。もう1つが「インフルエンサー戦略」だ。ARAS(エイラス)の世界観にマッチするインフルエンサーを探して直接アプローチ。彼らにARASの食器を使った“映える”手料理の写真をSNSに投稿してもらうことで、ファンを増やしているのだ。

ゲストプロフィール

石川 勤

  • 1984年石川県加賀市生まれ
  • 2007年東京大学工学部卒業後、P&Gに入社 経営戦略などに従事
  • 2016年石川樹脂工業専務に
  • 2026年10月社長に就任予定

企業プロフィール

  • 本社:石川県加賀市宇谷町タ1-8
  • 創業:1947年
  • 資本金:4800万円
  • 売上高:30億円
  • 従業員数:90人

石川 章

  • 1951年石川県加賀市生まれ
  • 1971年石川工業専門学校(現・石川高専) 電気科卒業後、石川樹脂工業入社
  • 1992年代表取締役社長就任

金原ひとみの編集後記

金原ひとみ

 エリート街道まっしぐらの息子が、赤字続きの田舎の工場を立て直す。漫画みたいなサクセスストーリーだ。そんなに上手い話があるものかと、何か確執があるのでは、と疑ってかかっていた。しかし会ってみると、少々いがみ合うことはあるのだろうが、豊かな感情を交わしている親子なのだろうと分かった。
 父へのリスペクトを持つ息子と、息子の自主性を尊重する父が繰り広げたのは、逆転劇でもあるけれど、愛と敬意がテーマとなった家族劇とも言えるのではないだろうか。エイラスの製品が持つ重厚なイメージは章さんを、厚みや形を柔軟に変えるそのしなやかさは勤さんを思わせることに、実際に手に持った時に気が付いた。このアンビバレンツな魅力、世代を超えて融合した技を持つこの製品は、きっと歴史に名を残すことになるだろうと、ひっそりと確信した。

重厚かつ、柔軟

金原ひとみ

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日曜スペシャル ガイアの夜明け

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