放送内容詳細
代表・山口絵理子 波瀾万丈の人生とは?
代表の山口は、異色の経歴の持ち主だ。小学生時代の不登校から一転、中学で始めた柔道で高校全国7位に。猛勉強の末、慶應義塾大学へ進むと、単身バングラデシュに渡り現地の大学院に編入する。そこで出会った天然素材「ジュート」を使ってバッグをデザインしたのが、マザーハウスの始まりだ。以来、ネパールのストールや、インドネシアやスリランカのジュエリーなど、アジア各地に次々拠点を拡大。現地に雇用を生み出し続け、いまや従業員約1000人のうち6割を現地スタッフが占めている。
創業20年!“チーム・マザーハウス”への変貌
マザーハウスでは創業以来、代表の山口がひとりで商品のデザインを手がけてきた。しかし近年、そのスタイルに大きな変化が現れている。山口のデザインに日本のスタッフたちが様々な意見を出し合い、商品を磨き上げるようになったのだ。さらに驚くべきは、現地のスタッフからの積極的な提案だ。去年12月に発売されたレザーシューズ「ザ・ウォーカー」は、バングラデシュの工場長・マムンの一言から誕生。これまで、技術面で意見を口にすることはあったが「新しい商品をつくりたい」と提案されたのは、創業以降初めてのことだった。発売されるや、初回生産分は完売。山口ひとりの情熱から始まったブランドは今、「チーム・マザーハウス」へと大きな変貌を遂げている。
銀座で次なる一手!チョコレート&新ブランド
アパレルだけにとどまらない。マザーハウスは、銀座を舞台にさらなる挑戦を続けている。そのひとつが、意外な商品“チョコレート”の専門店だ。「なぜ世の中にはカラフルなチョコレートがないのか」という疑問から生まれた逸品が話題を呼んでいる。さらに、松屋銀座には山口が自身の名を冠したブランド「ERIKO YAMAGUCHI」の新店をオープン。これまでの枠を超えて挑む「次の一手」に迫る!
ゲストプロフィール
山口 絵理子
- 1981年埼玉県 生まれ
- 2004年慶應義塾大学総合政策学部 卒業
- 2006年バングラデシュBRAC大学院開発学部修士課程 修了
- 2006年マザーハウス創業
企業プロフィール
- 会社名:マザーハウス
- 創業:2006年3月
- 本社:東京都台東区台東2-27-3
- 店舗数:国内50店舗、海外7店舗
- 従業員数:約1000名
社長としての自分と、個人としての自分、その二つの間にここまで乖離のない人は、山口さんが初めてかもしれない。あまりにも嘘のない、笑ってしまうほどあっけらかんとした受け答え、立ち居振る舞いを見て、そう思った。
マザーハウスは理想的な会社だ。会社と工場の関係性、製造国と販売国との関係性、メーカーと顧客の関係性、さらにバッグと人間の関係性までもが理想的だ。しかし彼女は海外で理想を追い求めたのではなかった。泣きながら全く縁もゆかりもない国に行った彼女は、きっとそこで自分にできることをしただけだった。その地道で、それでいてきっと血が滲み続けたであろう日々の果てに、大樹のような堅固な哲学が築かれていったに違いない。雨の日も風の日も、揺らいだり迷ったり内省したりしながら、小さな種を大切に育て続けた結果が、現在のマザーハウスなのだ。
根を張り枝を伸ばすマザー



















