須黒清華のサ~ヤブレッド!~突き進め!競馬道~
いよいよ今週は、
日本ダービー!!
ホースマンたるもの全てが目指す、競馬の大舞台。
去年、競馬一年目で迎えたダービー。
「新聞でこんなに取り上げられるんだ~!」
「こんなにファンが集まるんだ~!」
「熱気がすごいなぁ!!」
・・・くらいにしか思っていなかった私。
一年間競馬に携わっているうちに、どれだけの思いが詰まっているのか、出走させるのがいかに難しいのかを知り、ダービーというものの重さを痛感。
そして迎えた今週!
どれだけぴりぴりした空気なんだろう・・・
と、びくびくしながらトレーニングセンターに入った私。
しかし。
ん??
なんだか思っていたのとは違う雰囲気。
いつもと違うのは取材の多さくらい。
あまりいつもと変わらない気が・・・。
トーセンレーヴを担当する厩務員さんに話を聞いてみると、
「僕らが普段通りにしていないと馬に伝わりますから。」
って!!

そうか!
馬は賢いから人間の発する空気も感じ取ってしまう。
だから毎日接する人たちは普段通りにしていなければ、馬が緊張したり興奮したりして持っている力を発揮できなくなってしまうかもしれない。
納得。
でも、やっぱりそう話す厩務員さんの笑顔が少し引きつっていたのは気のせいではないはず。
だって馬にとっては一生に一度しかない、夢舞台なんですもの。
そりゃ、担当する側としてはいつもより力が入りますよね。
そんな中でもひときわ目立っていたのは、サダムパテックで皐月賞2着の雪辱を誓う西園調教師。
この日はとっても上機嫌!
なぜかしら、と思い聞いてみると、
「余裕はないんだけどね、でもこの大きな目標のために、やることは全てやってきた
から。あとは信じるだけ。」
先生ご機嫌の理由は、馬を信じきっているからこそ!だったのですね。
「本当に可愛い馬。毛並みがビロードのようでしょ?それだけ体調が良いってことだよ。」

と先生がデレデレのサダムパテックは、本当に大人しくて綺麗で、でも貫禄たっぷりなんです。

綺麗なお尻でしょ~??
ピッカピカの毛並み。
これは先生も笑顔になっちゃうはずです!
そんなサダムパテックが巻き返しを狙う相手は、3馬身の差をつけて皐月賞を快勝したオルフェーヴル。

ダノンバラードが脚部不安のため出走取り消しし、トーセンレーヴとの2頭出しとなった池江厩舎の馬です。
期待の一頭が出走できないのは、ファンにとっても悲しいニュース。
ダノンバラードの分は、この2頭が背負うことになります。

「オルフェーヴルの3馬身差は、決定的な差ではない。今回も挑戦者の気持ちで挑みます。」
と話す池江調教師。
でも、体調は皐月賞よりも良いとか!
折り合いがカギのこの馬ですが、やはり力は上位かも・・・。
そして、連闘で出走したプリンシパルステークスから中2週というきついローテーションで望むトーセンレーヴ。
やはり疲れが心配されていますが、
「本当にすごい馬。動きは合格点です。展開を問わない馬なので、上手くリズムに乗って走れれば楽しみ!」
と、ペースが読めない雨のレースでも上手にレースができる期待大!
そう!!
今週、競馬ファンの予想を難しくするのはこの、雨!!
展開もわからなくなりますし、軽い走りをする馬にとっては厳しいレースになるかも・・・。
できれば晴れの綺麗な馬場でレースが見たいんですけどね~。
どっかいけ!雨!!笑
そうそう。取材をしていて、雨に強そうなのは、デボネアでした。
今回は大注目のランフランコ・デットーリ騎手が騎乗!!
デットーリ騎手は世界各国のG1で100勝以上をあげている世界トップクラスのジョッキー。
うーん。
乗り代わりでダービーを制した馬は今までいないわけですが、これはどんな騎乗を見せてくれるのか、楽しみですね!
でも、やはり日本ダービー。
日本人騎手に勝って欲しいなぁって、個人的には思うわけですが・・・。
さて!
皆さんはどの馬に思いを託しますか?
須黒清華のサ~ヤブレッド!~突き進め!競馬道~
先週、熱い戦いを見せてくれたブエナビスタとアパパネ。
この2頭がかつて制した、3歳牝馬の頂上決戦が今週行われます。
第72回 オークス
次の女王となるのは、どの女の子なのでしょうか?
桜花賞を制したディープインパクト産駒 マルセリーナ
阪神ジュベナイルフィリーズと桜花賞で差のない2着に入り、今度こそ優勝が欲しい ホエールキャプチャ
この2頭が人気の中心となることは、間違いなさそうです。
でも、ここにきてぐんぐん調子を上げてきている注目馬もいるんです!
その中の一頭が バウンシーチューン
初勝利まで4戦かかったこの馬ですが、2戦前の未勝利戦で初勝利を挙げると、
初挑戦となった重賞フローラSで見事勝利!!
オークスに名乗りを上げました。
440kgから450kg台の馬が多い中、バウンシーチューンは415kgほどととっても小柄。
顔の小さな、可憐な馬です。

「しまいの脚はめちゃくちゃキレる!
追い比べなら負けません。
あとは僕が上手にエスコートするだけです。」
と、デビューからコンビを組む三浦騎手は、絶対の信頼を寄せています。
これまで5戦全てで、最速の上がりをマークしたこの馬の直線は見ものです。
そして、このバウンシーチューンを管理するのは、開業3年目の田島厩舎。
前走フローラSにバウンシーチューンで重賞初挑戦、初制覇!!
そして今回G1に初出走!!
厩舎の歴史を切り開いていくこの馬に、当然思いも強いはず。
そこでお話を聞きに行ってみると、
「難しいこと聞かないでよ~。こういうの初めてだから。」
とちょっと照れながら対応してくださいました。
「使うたびに馬体が成長してきたし、レースも上手くなってる。
彼女の持ち味がいかせれば楽しみ!
もちろん期待もしているけど、長く活躍して欲しいなと思っているよ。」
と、愛馬への思いを語る表情はとっても穏やか。
厩舎の雰囲気もとっても和気藹々としていて楽しそうなんです!
楽しんで馬に接して欲しい。
という田島先生の思いは、すでに浸透しているようです。

馬も厩舎も急上昇中!
今後注目する価値あり、です。
須黒清華のサ~ヤブレッド!~突き進め!競馬道~
皆さん、ご存知ですか?
このゼッケン。

G1馬だけに与えられる、特別な調教ゼッケンです。
それぞれのサラブレッドには番号が割り当てられているのですが、
G1馬には、名前とG1優勝回数の☆が金文字で表されます。
アパパネちゃんのこのゼッケンには、またひとつ☆が加えられることになりました!!
ヴィクトリアマイルの金星が・・・。
先週行われた ヴィクトリアマイル は大興奮のレースになりました!
2010年の年度代表馬 ブエナビスタ
3冠牝馬 アパパネ
夢の女王対決の実現!!
ただでさえ、わくわくするレース。
それがさらに!
これぞ!!と言えるようなファンの求める白熱の展開になったのですから。
「いけ~!!!!!」
最後の直線。
先に追い出したアパパネがブエナビスタの猛追をクビ差で振り切り!
どちらを応援しているファンも、そうでないファンも、きっと2頭の叩き合いに釘付けになったことでしょう。
私も、気付いたら声が嗄れていました。
誰もが見たかったレース。
今回はアパパネが制しましたが、果たしてもっと長い距離だったらどうなのだろう?
違う競馬場だったら??
と、様々な想像を膨らませながら余韻に浸りたい・・・そんなレースでした。
この2頭の対決、ぜひともまた見たいと願わずにはいられません。


レース直後のブエナビスタとアパパネ。
(興奮状態で撮ったため、ぶれぶれです・・・。)
そして!
忘れてはいけないのがこの1頭!

ブエナビスタにクビ差の3着、レディアルバローザです。
実は追いきり後に話を聞いたときから、福永騎手の手ごたえは抜群でした。
「馬の走り方が変わってきている。今まさに成長してきている馬だよ。」
今回3着という結果に、悔しさはにじみ出ていましたが、
「距離ももう少し長いところまで大丈夫!まだ良くなるよ!」
と今後に向けての期待もかなりのもの。
これから注目の1頭になるのは間違いなさそうです。
こうして白熱のレースを見ると、早くまたレースが見たくてたまらなくなるんですよね。
まだまだG1レースは続きますよ~!
今週も女の戦い、オークスがあります☆
その取材の模様は、次のブログでお伝えします~。
須黒清華のサ~ヤブレッド!~突き進め!競馬道~
いよいよ2週間後に迫った
「日本ダービー」
3歳馬が挑む、一生に一度の大舞台。
どの馬も、どの陣営も、とにかくここを目指してデビューからレースを戦ってきます。
ただ今年は特に、その陣営の熱い思いを感じています。
その理由は、トーセンレーヴの存在。

矢内アナのブログにもありましたが、トーセンレーヴは先々週の青葉賞で惜しくも権利を逃し、ダービー出走が絶望的となりました。
しかし、陣営は先週のプリンシパルステークスに連闘して権利を取りにいく道を選びました。
これには驚きました。
連闘は、馬にかなりの負担を強います。
しかも、2週続けての長距離輸送。
仮にここで結果を出したとしても、後にはかなりの疲労が残ってしまいます。
プリンシパルステークスからダービーまでの間は、3週間しかありません。
つまりこれは、大きな賭けだったのです。
私はこれを聞いて、「本当に大丈夫??」と不安になりました。
「馬がかわいそう!!」
とまで思いました。
陣営も当然、まわりからの批判は覚悟していたと思います。
でも・・・。
ダービーはそれだけの価値があるものなのです。
2008年に産まれたおよそ7000頭のうち、ダービーに出られるのはわずか18頭。
「出られなければ、勝つこともできない。」
一生に一度のビックタイトルを手にするチャンス。
だからこそ、誰もが文字通り喉から手が出るほど欲しいもの。
それがダービーの出走権なのです。
連闘という難しい条件に挑戦した馬主、陣営、そして、何よりもトーセンレーヴ自身に、私たちはダービーの大きさを教えられました。
実況の矢野さんはレース直後、
「ここまで仕上げた陣営に、敬意を表したい。」
と言いました。
その通りです。
ゴールの瞬間、熱いものがこみ上げてきたのは、まさにその陣営の思いを感じたからなのです。
それはトーセンレーヴの陣営だけではなく、プリンシパルステークスに出走した18頭全ての陣営の思い。
トーセンレーヴは残り17頭分の思いも胸に、ダービーへ向かうんですね。
もちろん!!
本番はこれから!!
ここで喜んでいてはいけないのです。
あとは無事に本番を迎えてくれることを祈るのみ・・・。
激闘を終えたトーセンレーヴの様子を見に、栗東トレーニングセンターへ行ってきました。

お食事中、なかなか顔を見せてくれません・・・。
綺麗なお尻ですけど。
でも、カイバをもりもり食べている姿に、ちょっと安心しました。

ご飯のあと、やっとこっちを向いてくれました。
やんちゃっぷりも相変わらず。
狙っている目・・・。

「遊んで遊んで~!!」
びよ~んと首を伸ばしてくるのが可愛くて。
元気そうで良かったと、思わず笑顔になりました。
連闘で挑むダービーについては、誰に聞いても「厳しい。」と言います。
でも!!
連闘でダービーの権利を取った馬だって、今までいないのです。
出れば勝つチャンスはあるのですから!!
何があるかなんて、誰にもわかりません。
ディープインパクトの息子で、ブエナビスタの弟。
超良血がゆえに、産まれる前から注目を集めていたトーセンレーヴですが、
今はその背中に、大きな大きな期待と責任、そして夢も背負うことになりました。
その重圧を背負った彼の走りは、また私たちに大事な何かを教えてくれそうです。