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2011年11月8日 放送 第491回
「職人よ 世界一を目指せ!」
内容詳細
世界一で"世界"が変わった ~ラテアート バリスタ女性職人
滋賀・近江八幡のカフェに"世界一"の女性がいる。村山春奈さん26歳。エスプレッソコーヒーにミルクを注ぎ、その泡でデザインするラテアートの達人だ。去年ロンドンで開催された世界選手権で日本人初のチャンピオンとなった。デザインだけでなく味やバリスタとしての所作なども審査の対象。名実ともに世界一の職人だ。世界一となった村山さんの元には連日多くのお客さんが詰めかけるようになった。それを励みにますます修行に精を出す村山さん。「ラテアートを広めることでバリスタという仕事に夢を持つ人が増えてほしい」。"世界一"の称号は職人に、そしてその業界に、有形無形の力をもたらすのだ。
日本の風物詩で世界を彩れ!~花火職人たちの挑戦
一方、日本の花火業界は今夏、窮地に立たされていた。東日本大震災による自粛ムードで、全国的に花火大会が中止になったからだ。過去にないこの事態に多くの花火屋が頭を抱えている。
群馬県みどり市にある「球屋北原煙火店」は、100年以上続く花火屋だ。社員は13人。花火玉を製造して卸すだけでなく、年間200以上の花火大会やイベントを取り仕切る、日本を代表する花火屋だ。
4代目社長の北原清さん(51)は、「例年、7月~8月の2ヶ月で100カ所以上ある仕事 のうち、今年は40ヶ所が中止。このままだと昨年と比べ年間売上げは30%減少・・・」と語る。
この現状を打破するため、狙ったのは「世界」。ヨーロッパとアジアの10カ国で、"世界一の花火"を競う「マカオ国際花火大会」に出場を決めたのだ。
過去にも出場経験がある同社は、今回も日本代表として出場。優勝すれば8000ドルの賞金が出る他、注目を浴びれば、各国から打ち上げのオファーや玉の注文が相次ぐ。今回は名誉だけでなく、実利も取りたいと意気込む。しかし、近年、各国のレベルも上がり、優勝できるかどうかは全く分からない。
今回、マカオ大会の演出を任されたのは、花火師歴10年の須田崇徳さん(35歳)。
マカオ大会は、日本の花火大会と違い20分間の音楽にのせ花火を打ち上げるため如何に リズムにのせて打ち上げるかがポイントとなる。2000発もの玉選びと打ち上げのプログラムを細かく決めていく須田さん。すべては自分の中で想像するしかない、リハーサルはもちろんゼロの一発勝負だ。
世界という大きな夜空に大輪の花を咲かせることはできたのか?そしてその後に待っていたドラマとは・・・。
伝統技+アートで生き残れ ~左官職人がオリンピックに挑む!
古来、城や日本家屋などで使われてきた「砂壁」や「漆喰(しっくい)」など、日本独特の技がある左官業。しかし、近年の住宅は、壁にコンクリートのパネルが用いられるなど、簡易的な家作りが主流。そのため、本来の左官の仕事は今大幅に減少している。
岐阜県瑞浪市にある「小倉左官店」は田舎の小さな左官屋。伝統の技を大事にしてきた。しかし、6代目社長の小倉道生さん(55)は「最近では、仕事の単価も下がり、左官本来の仕事は少なくなった。」と語る。
そんな小倉左官店に、現状を打破する大きなチャンスが舞い込んだ。それは、2年に1度行われる、世界中の職人たちの祭典「技能五輪国際大会」。世界48カ国の22歳以下の若手職人約1000人が競い合い"世界一の職人"を決める大会だ。今年の舞台はロンドン。その中の「左官部門」に入社4年目・牛丸和己さん(20歳)が日本代表として出場することになったのだ。
技能五輪の左官競技は、壁を塗る作業だけでなく、軽量鉄骨を組み立てなど本来の左官の仕事以外の作業もある。また、塗り終えた壁の上に好きな絵柄を描いく「左官アート」の要素が含まれた「自由課題」もあり、伝統技だけでは勝ち抜けない。
技能五輪国際大会でメダルを取った暁には、この新たな「左官アート」の分野で、売上げと左官の地位向上を目指したいという小倉社長。その将来が若手職人・牛丸さんの肩に託された。
今週のピックアップ曲 ― あの場面でかかっていた名曲は何? ―
| アーティスト | ジュスカ・グランペ−ル |
|---|---|
| 曲名 | ひだまりの休息 |
| アルバム | Melting point |
本編1分23秒。
行列が出来る洋菓子店「クラブ・ハリエ」。
お客の目当ては、「世界一のバリスタ職人」が淹れるラテアートだった。
このシーンで使用している曲は「ひだまりの休息」。インストゥルメンタルユニット、ジュスカ・グランペールのアルバム「メルティング・ポイント」に収録されている。
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2025年4月28日









