日経スペシャル ガイアの夜明け

毎週金曜日 10時 ~1054
テレビ東京系にて放送中

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20111220 放送 第497

あなたを変える"片づけ力"~稼げるニッポンの整理整とん術~

ここ数年、モノにあふれた生活を改めようと「整理整とん術」が花盛りだ。だが、それだけ多くの人々が「片づけ」に悩んでいるとも言える。整理整頓は日本では美徳にされていたはず。ここまで「片づけられない人」が増えたことで、企業の中には「整理整頓」ビジネスに参入する動きが活発になっている。個人宅の整理整頓指南に留まらず、回収した不用品を、アジア新興国で再利用する新手のビジネスも...。単なる「片づけ」ビジネスと思ったら大間違い。皮肉にも"片づけられない日本人の増加が、大きな経済圏を生み出そうとしていた。また「整理「整頓」「清潔」は、日本企業の工場では昔から、徹底されてきた。この日本の工場で培われた「片づけ、そうじ力」を世界に輸出。稼げるビジネスにしようと、指南する会社も現れた。舞台は、アジア新興国を中心とした現地企業の工場。その指南役は、かつて日本の大手製造メーカーに勤め、引退した団塊世代のベテランたちだ。アジアの工場に飛び、「整理整頓」術を叩きこむという。だが、そこには思いもよらない文化の衝突も...。日本の「片づけ」力の真相、新たな可能性に迫る。

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放送内容詳細

片づけられない人が、増え続ける真相とは?

土曜の昼さがり、ある共通の「悩み」を抱えた人たちが集まった。それは20代から40代の女性や男性たち。彼らが口をそろえて言うことは「家を片づけられない・・」だ。横浜に住むAさん夫婦(30代)も家を片づけることができない・・。玄関からリビングに至るまで洋服や雑誌などが散乱。食事を食べる場所すらままならないという。日本の美徳とも言われてきた「片づけ」。なぜ、いまこんなにも片づけられない人が増えてしまったのか・・。そこには、日本の家族構成の変化から、男女の働き方の移り変わりなど様々な要因が絡み合っていた。

整理整頓+リサイクルショップ...新たなエコビジネスが...

片づけできない人が急増する中、物流会社「ウインローダー」は、新たな事業として、整理せいとんビジネスに参入。整理収納のプロを自社で抱え、片づけられない人の自宅で、片づけ方を指南しながら、要るもの要らないものと仕分けしていく「片づけサービス」を展開。利用者が急拡大しているという。整理収納アドバイザー1級(整理収納のプロ)の資格を持つウインローダーの社員・南海真智子さん(25)。片づけられない人の自宅に上がりこみ「この洋服1年の間、着用しましたか?」」「これ必要ですか?」「棚に入らない以上本を買ってはダメです」などと、客とコミュニケーションをとりながら、不要なものを仕分け、部屋のモノの数を減らしていく。だが、単なる片づけのサービスだけでは終わらない。ウインローダーは、整理整頓指南で回収してきた「不用品」をリサイクルショップや、オークションサイトで販売「使える価値あるものは、もったいない」という理念の下、整理整頓ビジネスとの組み合わせで、新たなエコビジネスの拡大を狙っている。

世界で稼げる!ニッポンの"整理整とん力" 主役は団塊

山形市にある工具を作る工場「メドテック」。工場の中をのぞくと、そこには、置き場所が決められた工具、きちんと束ねられた配線、設備を磨く人々...。この工場は5Sと呼ばれる職場改善活動を実践している。5Sとは「整理、整頓、清掃、清潔、しつけ」のこと。これを徹底することにより、業務効率がアップし、生産性があがるとして日本の職場の多くで取り入れられている。ここの工場長の村上さんも、「歩く時間や探す手間がはぶけ、業務効率がよくなった」と話す。 この工場に5Sを指導しているのが、経営コンサルタントの高石さん(62歳)。日産で40年以上生産現場に携わった経験を生かし、退職後コンサルタントに転身して5Sを指導している。この日も、プロの目で細かいところまでくまなくチェックし、整理整頓の必要性を説いて回った。品川区にあるJIPMソリューションが、高石さんの所属する会社だ。企業や工場の経営を指導するコンサルタントを派遣している会社で、高石さんもそのコンサルタントの一人。コンサルタントは、ほとんどが大手メーカーの現場経験者。長年培ったノウハウを、退職後にも生かしてもらっている。JIPMソリューションの小寺社長は、さらに積極的に再雇用してコンサルタントを増やすという。企業をリタイアした、団塊世代の力を活かす、「整理整とん」指南は、世界にその活躍の場を広げようとしていた。

新興国に巨大市場が...。インドで始まる「片づけビジネス」

この会社が次に狙うのは海外だ。ある日開かれた海外戦略会議。重点地域としてインドが挙げられた。インドでは、日系企業の工場には5Sが取り入れられているが、現地工場ではまだほとんど取り入れられていないという。そこに大きなビジネスチャンスがある...。インド担当のコンサルタントに抜擢されたのは、高石さん。意気込むで、インドへと旅立った。しかし、日本で通用した「整理整頓」がインド人に伝わるのか?未知の挑戦だった。インド・バンガロール。IT企業が集まり、インドの中でも整備された街だが、郊外では、道の脇に捨てられた生ゴミや瓦礫などが目に付く。町工場を訪ねると、散乱した工具や油まみれの床といった有様。工場の人は「1ヶ月一度しか掃除しない」と話すなど整理整頓の意識は低い。そんな中、インドに日本の5Sを教えに高石さんがやってきた。インド人にどうやって整理整頓術を教えていくのか。闘いが始まった。

今週のピックアップ曲 ― あの場面でかかっていた名曲は何? ―

アーティスト ケミカルブラザーズ
曲名 ガルバナイズ(シングル・エディット)
アルバム ヤッラー!ヤッラー!2

本編37分32秒。
JIPMソリューションの高石さんが「整理整頓」の指導を海外に広める為、インドへやってくる。 このシーンで使用している曲は「ガルバナイズ」。 イギリスのユニット、ケミカルブラザーズの楽曲。

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