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2012年2月28日 放送 第506回
ニッポン"格安航空"元年~密着 日本版LCC「ピーチ」誕生~
今年は"日本の空"が大きく塗り変わる年といっても過言ではない。3月1日、日本企業として初の本格的格安航空会社「ピーチ・アビエーション」が運航を始める。大手の数分の1の低価格を武器に、関空-福岡など8路線に参入する。さらに、「エアアジア・ジャパン(ANA系)」「ジェットスター・ジャパン(JAL系)」も次々開業し、"日の丸格安航空"が空を舞うことになる。世界では当たり前になりつつある格安航空会社=LCC。日本でもすでに海外勢が就航し始めているが、本格的に定着していくのだろうか...。
またLCCの低価格の秘密は、運航のシステムやサービスの内容など、既存の航空会社ではできないようなコスト削減や、様々な工夫にある。今回、日本勢は既存の大手航空会社がLCCに取り組む。特にANAはグループに「ピーチ」と「エアアジア・ジャパン」2社を抱えることになる。果たして共存できるのか...。
日本の空が変わる前夜。1年に渡る独自取材で"日本版LCC"の全貌を明らかにするとともに、共存共栄を狙うANAの戦略に迫る。
内容詳細
日本にも本格的なLCC時代が到来へ・・・
LCCとは「ローコストキャリア」の略。格安運賃が特徴の航空会社だ。すでに日本の空には海外勢のLCCが就航している。その代表格が、マレーシアの「エアアジアX」や、オーストラリアの「ジェットスター」。さらには中国や韓国勢などが続々と乗り入れている。
日本勢として先頭を切って3月に就航するのが、ピンクの機体が話題となった「ピーチ」。それに続くのが、「エアアジア」とANAが組む「エアアジア・ジャパン」だ。成田を拠点に8月に就航予定。
さらにJALも、ジェットスターと組んで、新しい格安航空「ジェットスター・ジャパン」を立ち上げた。他社よりも絶対安い値段でチケットを提供する戦略で勝ち残りを図る。成田空港を拠点に7月開業を目指している。
世界でみるとLCCはすでに航空市場の3割ほどを占めるといわれているが、日本はわずか数%。いよいよ日本でも本格的な格安航空時代が到来する。
日の丸LCC第一号「ピーチ」 テイクオフ前夜
その先頭に立つのが、井上慎一社長。かつてはANAのアジア戦略室長だった人物だ。4年かけてコンセプトから具体的な事業計画まで練り上げた。目指すコンセプトは「空飛ぶ電車」。長距離バスで移動する人や鉄道を乗り継いで旅行する若者など、「これまで飛行機に乗らなかった層を掘り起こしたい」と奮闘する。
そんな井上さんの元に集まったのは、航空会社だけでなく、コンサルティング会社や家電メーカーなど他業種からやってきた社員たち。客室乗務員も、敢えて応募制限を無くし、サービス業に向くかどうかの基準で選んだという。事実、子連れの主婦も採用されている。これまでの航空会社の常識を取っ払いたいという狙いからだ。
LCCとはいえ安全面にかかるコストは譲れない。しかしそのほかの部分は徹底的なコストダウンが求められる。さらに低価格だけでなく、ピーチならではの特色も出していかなければ、今後激化する一方の競争を勝ち抜けない...。3月1日のテイクオフを目指して、全社一丸となった取り組みが始まった。その内部を独占取材する。
LCCとの共存共栄はあるのか・・・ANAの苦闘と勝算
ANAは、「ピーチ」に加えて「エアアジア・ジャパン」にも出資する。しかもグループのLCC2社は国内線に就航するため、ANA本体と客の奪い合いが起きる可能性もある。どうやって棲み分けを図っていくのだろうか。
ANAは、既存の客や丁寧な接客を求める客、ネットワークの利便性に利用価値を認める客はANA本体が対応し、これまで飛行機を利用しなかった客層をLCCが掘り起すので食い合いは起きず、多面的に需要を取り込むことができるというのだが、果たしてうまくいくのだろうか?
大手航空会社に求められることは何か・・・。これまで以上に差別化に力を入れるANAの極秘戦略にガイアのカメラが迫った。
今週のピックアップ曲 ― あの場面でかかっていた名曲は何? ―
| アーティスト | MODERAT |
|---|---|
| 曲名 | PORC#1 |
| アルバム | MODERAT |
本編15分16秒。
格安航空会社、ピーチの客室乗務員採用試験には4000人の応募が。タバコ屋さんの看板娘のような人材を求め、ピーチ独自の面接が始まった。
このシーンで使用している曲は「PORC#1」。テクノユニットMODERATのデビューアルバム「MODERAT」に収録されています。
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2025年4月28日









