BACKNUMBERバックナンバー
2012年3月6日 放送 第507回
復興への道
3月11日。東日本大震災からまもなく、1年を迎える。番組では震災直後から、被災地への支援活動、そして被災した人々の復興への歩みを取材。「復興への道」と題し、12回に渡り放送してきた。いま、被災地が直面している困難とは何か?何が求められているのか?取材班は被災地の企業、人々に密着取材を続けてきた。津波で壊滅的な被害を受けた、宮城県の女川町。住民の8割が住居を失い、多くの人々が仮設住宅で暮らす。産業の中心だった水産業も壊滅的な被害を受けた。その中で奇跡的に被害が少なかった、かまぼこ工場の「高政」。地元の復興のため、従業員を一人も辞めさせないために、大きな決断をしていた。そして福島県では...原発8キロの浪江町にあったショッピングセンタ-「マツバヤ」。福島県内での事業再開に向け動き出していた。原発事故の避難で、社員の多くは各地でバラバラに生活しながらも結束。新天地での店舗再開に期待を寄せる。一歩踏み出せる環境が整いつつあったが...。放送後も取材を続けた被災地の企業、人々の動きを通して、私たち日本人は「復興への道」とどう関わって行くのかを、見つめていく。
内容詳細
復興の光に!女川で生き残ったかまぼこ工場 その後
女川で唯一再稼働したかまぼこ工場、高政。新工場を9月にオープンさせた。
地域の雇用のためにと新たに社員70人を採用。単なる工場ではなく、女川の名物のかまぼこの生産ラインを見学し、蒲鉾を焼いて食べる体験などができる大型工場だ。復興の先鞭を斬り、走り続ける唯一の工場となっている。
そこに現れた観光バス。「かつて家が立ち並んでいました...」バスの中、マイクを手に自ら案内するのは、女川町の町民だ。被災地を巡る、日帰りバスツアーを誘致したのだ。全てを失った町をみて涙を流す人も...。バスが向かった先は再建した魚市場。買い物客が次々と地元の加工品を買っていく。
「見世物じゃないからね。複雑だよ」再開した店舗の店主たちは本音をもらす。
しかし、週末の観光客の収入が売上の大きな割合を占めている。これまで2000人が訪れた。そして、高政の新工場もツアーに組み込まれた。次々と観光客がかまぼこを購入していく。震災後、かまぼこの売れ行きはかつての2倍だという。女川の復興シンボルになっている、高政。しかし番組が震災直後から取材てきた高橋社長は...。その裏で大きな決断をしていた。
福島・大熊町から原発に翻弄されて......あの家族の1年
福島・浪江町...原発8キロのショッピングセンター 再生の闘
福島原発から8キロの距離にあったショッピングセンター「サンプラザ」。その運営会社「マツバヤ」社長、松原茂さんは200人の従業員の雇用を確保するため、まずはネットショップの開設を模索。その模様は番組でも放送した。この試みはその後どうなったのか?
震災から1年を経ようとする今も浪江町は警戒指定区域に指定され、一時帰宅など許可を受けないと立ち入ることさえ許されない。約2万人いた町民は全国各地に避難中である。彼らが浪江町に戻れる日がいつになるのか全く目途がたっていない。ゴーストタウンと化した浪江町。マツバヤが経営するサンプラザの店内には震災前に陳列した商品がそのまま残されている。だが、それらは放射線に侵されている可能性があるため売り物にはならない。不良在庫となってしまった商品は4億円にも上るという。
店も商圏も商品も失ったマツバヤが、事業再建の礎にしようとしたのがネットショップ。人もカネもかけずに済むからだ。一方、ネット事業に力を入れるという社長の方針に不安や不満を抱く多くの従業員がいた。「マツバヤの強みは対面販売なのに、なぜ?」「ネット事業だと多くの社員を雇用できない」...こうした従業員の声に立ち上がったのは、人事担当の中里さん。雇用の確保を目的に、有志を集め、実店舗販売の可能性を探り始めたのだ。
今週のピックアップ曲 ― あの場面でかかっていた名曲は何? ―
| アーティスト | Hayley Westenra |
|---|---|
| 曲名 | The Water Is Wide |
| アルバム | アメイジング・グレイス~ベスト・オブ・ヘイリー |
本編1時間16分27秒。
震災前、浪江町に店舗を構えていたサンプラザ。新天地に店舗を設け、サンプラザ再開を果たす為に社員達が動き始めた。
このシーンで使用している曲はトラディショナル・ソング「The Water Is Wide」。
歌手、Hayley Westenraによるアルバム「アメイジング・グレイス~ベスト・オブ・ヘイリー」に収録されている。
BACKNUMBERバックナンバー一覧
PLUSテレ東プラス
ご注意下さい
最近、「ガイアの夜明け」に出演できると持ちかけて、多額の金銭を要求する業者があるとの情報が寄せられました。
「ガイアの夜明け」を始めとした報道番組が、取材対象者から金銭を受け取って番組を制作することはありませんので、ご注意ください。当社では、あくまで報道番組の視点から番組が独自に取材対象の選定にあたっています。
不審な働きかけがあった場合には、テレビ東京までご連絡ください。
2025年4月28日









