BACKNUMBERバックナンバー
2013年9月3日 放送 第581回
絶品の味を"技術"で安く!
内容詳細
クロマグロをもっと身近に! 完全養殖の驚きの進化
大阪・梅田。今年4月にオープンした話題の商業施設「グランフロント」に、行列のできる店がある。その名は「近畿大学水産研究所」。2002年に世界で初めてクロマグロの完全養殖に成功した近畿大学が、サントリーと共同で運営する初の外食店だ。
シマアジやハマチ、マダイ・・・店のメニューの全てが、近大で養殖された"養殖魚"。客単価は昼が2000円、夜は4000~5000円。中でも人気のメニューは、養殖クロマグロを使った「まぐろ丼」。ランチタイムで1杯1600円だが、営業開始からわずか30分で完売するという。その人気ぶりに出荷が追い付かない状況となっている。この事態をどうするのか・・・
近大は11年前に完全養殖に成功したものの、成魚にまで育つ率は現在でも3%と低い。この成魚率を高くすることと、巨額のエサ代を引き下げることができれば、クロマグロを安定的に、しかも安い値段で出荷することができるようになる。その二つの問題を解決するための研究がこの夏、ひとつの結果を出そうとしている。
クロマグロの完全養殖には、巨額のエサ代がかかる。これまで天然のアジやサバを使用しており、ひと月のエサ代は500万円にものぼる。これを、独自に開発した"人工のエサ(配合飼料)"に替えることで、コストを抑えるだけでなく、成魚に育つ率も高められる可能性があるというのだ。近年、天然クロマグロの資源量は減少しており、近大の完全養殖が進歩すれば、世界のマグロ市場に大きな影響を与えることになる。
実験を開始してから3年。"新しいエサ"で育ててきたクロマグロがこの8月、20キロを超えるまでに育った。いけすから水揚げし、初めての試食が行われる。商品として出荷できるかどうかの判断をくだす。その密着ドキュメント。
絶品トマトを簡単・格安で作る!・・・フィルムの謎!?
伊原さんの農場を訪ねると、変わった光景が目に飛び込んできた。ビニールハウスの中で、美味しそうな小ぶりのトマトが、土ではなく、"薄い透明なフィルム"にびっしりと根を張っている。実はこの透明なフィルムは「ハイドロメンブラン」という苗床。これを使うことで、1キロ5000円近くもする「超高級トマト」並みの"糖度が高いトマト"を、誰でも、簡単に、低コストで作り出せるようになるというのだ。すでに、国内の約60件の農家に導入されている。
ハイドロメンブランを開発したのは、早稲田大学発のベンチャー「メビオール」(神奈川・平塚市)。創業者で社長の森有一氏(71歳)は、東レやテルモで「人工透析用の医療用膜」を開発してきた"膜"のスペシャリスト。「このシステムなら、誰もが、収益性の高い農業をすることができる。安定した、夢のある農業で、若者たちを農業に引っ張りこみたい」。森さんは自らその可能性を探ろうと1995年に53歳で起業した。
5月、横浜で開かれたTICAD(アフリカ開発会議)には、アフリカから46カ国が集まった。その見本市会場に、森社長は「プチトマト」の栽培キットを持ちこんだ。水不足に苦しむ地域でも、安定して、低コストで作物が栽培できるという。すでにアフリカ38カ国で特許も取得している。ニッポンの技術が、アフリカの農業を変え、食糧難を救うために動き始めた。
今週のピックアップ曲 ― あの場面でかかっていた名曲は何? ―
| アーティスト | 澤野弘之 |
|---|---|
| 曲名 | army⇒G♂ |
| アルバム | 進撃の巨人オリジナルサウンドトラック |
本編0分54秒。
2013年4月にオープンした「グランフロント大阪」。ここでランチにマグロ丼や刺身の盛り合わせ定食を食べられるのが「近畿大学水産研究所」。使用している魚は近畿大学で養殖しているものである。
このシーンで使用している曲は作曲家澤野弘之によるアルバム「進撃の巨人」に収録されている「army⇒G♂」。
BACKNUMBERバックナンバー一覧
PLUSテレ東プラス
ご注意下さい
最近、「ガイアの夜明け」に出演できると持ちかけて、多額の金銭を要求する業者があるとの情報が寄せられました。
「ガイアの夜明け」を始めとした報道番組が、取材対象者から金銭を受け取って番組を制作することはありませんので、ご注意ください。当社では、あくまで報道番組の視点から番組が独自に取材対象の選定にあたっています。
不審な働きかけがあった場合には、テレビ東京までご連絡ください。
2025年4月28日










