日経スペシャル ガイアの夜明け

毎週金曜日 10時 ~1054
テレビ東京系にて放送中

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2016118 放送 第741

攻める!日本のコメ

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消費量が減り続ける日本の主食、コメを巡って今、激しい戦いが繰り広げられている。各産地は新銘柄を次々と開発、「美味しさ」を武器に生き残りを図る。8年前に登場した北海道の「ゆめぴりか」はいまや、高級米の常連に。その猛追を受ける日本一の米どころ、新潟は、「コシヒカリ」と並ぶ新たなトップブランド「新之助」を投入しようとしていた。激戦の中でかつてのブランド銘柄が凋落したり、無名の産地が新たに品種を開発して参戦するケースもみられる。さらに、知られざる"極上のコメ"を作る生産者たちが企業とタッグを組む、という新たな動きも。カギは、企業が開発したかつてない「新技術」。無名のコメが一気にブランド品に化ける"秘技"は、国内だけでなく、世界の市場をも捉えようとしていた...。

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放送内容詳細

無名のコメを 技術力で"ブランド"に!

和歌山に本社を置く「東洋ライス」は、日本の近代精米機のきっかけとなる商品を皮切りに精米機を続々と開発。90年代にはコメを洗わずに炊ける「無洗米」も世に送り出した。技術力を武器に米穀事業も展開する、コメの総合企業だ。いま新たに開発したのが、「ロウカット玄米」というコメ。健康に良いとされるが食べにくい玄米を、白米のように美味しく食べられる、という商品だ。これまでは、玄米の表面にある「ロウ層」という膜が水を通さないため炊飯器でふっくら炊けず、食感が悪かったが、東洋ライスは玄米からロウ層を取り除く技術を開発。玄米の表面にある栄養を多く含む糠層は残しつつ、ロウ層のみを取り除くことで、「白米のような食べやすさ・美味しさ」と、「玄米のヘルシーさ」を両立したのだ。東洋ライスの副社長、阪本哲生さんは、この「ロウカット」技術を使った新たな主力商品を生み出そうと考えていた。注目したのは、島根県の「安来」と呼ばれる地域。「東の魚沼、西の仁多米」と謳われる高級ブランド「仁多米」の産地のすぐ隣だ。ちょうど山の反対側に位置するため仁多米作りと同じ水や気候条件を兼ね備えた生産地だが、ブランド力はゼロ。生産されているコメは、美味しいにもかかわらず「無名」の商品だった。阪本さんは「このコメをブランド化したい」と考える安来の生産者に働きかけ、「ロウカット玄米」の原料となるコメを作ってもらうことが決まった。早速、「無名の美味しいコメ」と「ロウカット技術」のコラボがスタート。実はこのとき、阪本さんは国内だけでなく、海外市場も視野に入れていた。食べやすい「白米」ではなく、あえて「玄米」を欲しがっている国があるというのだ。 阪本さんたちが生み出す新商品は、果たして国内外の市場で受け入れられるのか...。

「特A」は取ったけれど..."コメ戦争"後発組、青森の挑戦

コメ産地の生き残りをかけた「ブランド米戦争」に今年、本格的に参戦するのが青森県だ。リンゴやマグロの産地として有名だが、実は"コメどころ"として日本の食を支えてきた。青森の米は低価格で収穫量が多いため、業務用として大手外食チェーンなどで使われてきたのだ。そのため、「ブランド」として一般消費者に認知されることはなかった。新たな青森の看板となる農産品を生み出そうと、県が10年かけて開発したのが「青天の霹靂」だ。2015年の品評会では、「美味しいお米」の証となる「特A」を獲得。斬新なネーミングとパッケージで話題となった。いよいよ今年、「青天の霹靂」の本格販売を迎えるなか、青森県は独自の戦略でコメを売り込む専属部隊「ごはん部」を結成した。ライバル勢のなかにはPRに芸能人を起用する産地もあるが、ブランド米後発組の青森県は、十数人の県職員による「青天の霹靂PR隊」を組織。全国一斉販売に向けた独自の戦略を練ってきた。狙うは大消費地、首都圏。まずは知名度を上げるため、都内であるイベントを仕掛けようとしていた。もはや美味しいだけでは差別化できないブランド米。「青天の霹靂」は果たして、「ごはん部」のPRで消費者にうまく浸透するのか?

今週のピックアップ曲 ― あの場面でかかっていた名曲は何? ―

アーティスト 久石譲
曲名 風、つかまえた
アルバム ウルルの森の物語

本編0分20秒。
食味ランキング「特A」を北海道で初めて取得したお米、ゆめぴりか。付加価値をつけ、全国へ売り出そうとPRに力を入れている。

このシーンで使用している曲は「風、つかまえた」
久石譲氏によるサウンドトラック「ウルルの森の物語」に収録されている。

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