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2016年11月29日 放送 第744回
新時代を行く!「企業城下町」
放送内容詳細
「松下」とともに栄えた企業城下町のいま
三菱自動車の相次ぐ不正で揺れる町

日立の企業城下町 新たな挑戦!

8月、ひたちなか市で自動車部品を製造する町工場エムテックの松木社長の元に一件のニュースが。日立製作所がエスカレーター事業を国内から中国に移転するという。「今に始まったことじゃありません。こういうものかと思っています」日立製作所は発電事業、家電、自動車、ITなど多種にわたる事業を茨城県内で展開。時代を重ねるごとにその規模を拡大してきた。しかし近年では海外に仕事が流れ、地域の町工場が請け負う仕事が減少している。松木さんは、地元の若い経営者や跡取り息子たちを誘って町工場10社でGLITというチームを結成。ネジや板金加工、切削加工などそれぞれの強みを生かして、チームで新しい仕事を取ってこようというのだ。松木さんたちに新しい仕事の話が舞い込んできた。ベッドに寝ている人の動きを監視し分析する「病床見守りシステム」の試作品をつくって欲しいというもの。それぞれの強みを活かして試作品の製作に取り組む。また松木さんはドイツでも新たな挑戦を考えていた。ものづくり技術の商談会に参加し、日本企業の技術力をアピールする。ドイツは大手自動車会社を中心とする企業城下町が点在し、中小企業でもニッチな業界で高シェアを獲得するマイスターの国。中小企業であっても下請けではなく地域の企業と連携し合いながらメーカーとして大手と取引を行っている。松木さんはこの地のメーカーと手を組んでヨーロッパ・アジアへ売り込めないかと模索していたのだ。企業城下町で培った技術を持って、世界へ打って出ようというGLITの挑戦を追う。
今週のピックアップ曲 ― あの場面でかかっていた名曲は何? ―

アーティスト | Pat Metheny |
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曲名 | Mastema |
アルバム | TAP |
本編42分52秒。
ドイツで行われているエレクトロニカ2016に参加したチーム・グリット。
企業城下町で培われた技術は海外でも注目をされつつある。
このシーンで使用している曲は「マステマ」
アメリカのジャズギタリスト、パット・メセニーによるアルバム「タップ」に収録されている。
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