日経スペシャル ガイアの夜明け

毎週金曜日 10時 ~1054
テレビ東京系にて放送中

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20161213 放送 第746

"冬の味覚"に異状あり!〜カニ・サバ...知られざる危機〜

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冬の味覚、ズワイガニの価格が高騰している。2014年にロシアからの輸入が大幅に規制されたうえ、今年はアメリカでの漁獲枠が4割も削減、日本に入ってくる量が急激に減少しているためだ。一方で、カニの消費量は世界的に急拡大。アメリカだけでなく、最近では中国でもカニが大人気となり、現地へ大量に流れ込んでいる...。厳しくなる一方の"カニ争奪戦"に新たな商機を見出そうと、ある商社が意外な一手を繰り出そうとしていた。一方、"庶民の味"サバにも異変が。ここ最近、小ぶりなサバが目立っているというのだ。いくつもの要因が交錯する中で、"ある国"の乱獲の影響も浮かび上がってきた。水産資源を守ろうと太平洋の公海上で監視活動を展開する水産庁の船に同乗すると、そこには"無法地帯"と化した現状が...。日本人が慣れ親しんできた食材をどう確保し、守っていくのか。現場の最前線を追った。

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放送内容詳細

なぜカニが高くなる...? "北極"へ希望をつなげ!

東京・新橋の「かに地獄」。手頃な価格でカニを食べられるとあって、連日、大勢の客が押しかける人気店だ。しかし今、深刻な問題が起きていた。近年、カニの価格が上昇していたのだ。日本で消費されるカニのほとんどは、海外からの輸入モノ。その量は、国産の約1.5倍に上るという。主な輸入元はロシア、カナダ、アメリカ。そのロシアとの間には2014年12月、日本に対してカニの密輸を防止するための協定が発効。アメリカでも今年、漁獲枠が40%削減された。さらに追い討ちをかけるのが、中国の存在だ。現地ではカニが大人気となり、最近は日本より高値で買い付けているという。カニの輸入で業界大手の商社、アライアンスシーフーズ(東京・中央区)。今年は予定量の半分ほどしか買い付けられていないという厳しい状況だ。そこで注目したのが、なんと北極海。バレンツ海と呼ばれる海域で、カニを獲ろうというのだ。タッグを組んだのは、ロシアの水産会社。3年前から世界に先駆けて操業を重ねてきた。問題は、船員たちの加工技術が未熟なこと。せっかく水揚げしたカニの品質管理が不十分で、商品にならなかったのだ。船員たちを指導するために現地に送り込まれたのが、アライアンス社の大谷雅康さん。目指すは今年の年末商戦だが、そこに意外な"壁"が立ちはだかった...。

"庶民の味"サバにも異変...荒らされる漁場、資源管理へ「一手」は

青森・八戸漁港。サバの水揚げで知られた地だが、2年前からある異変に見舞われていた。獲れたサバのサイズが小さくなっているのだ。サバの加工商品も手がける八戸では、商品が作れず利益も半減しかねない事態に。様々な原因が推測されたが、そのひとつが、中国の乱獲。日本は近海でサバを漁獲しているが、中国はその沖合の公海まで漁船を走らせ、日本では禁止されている漁法で大量にサバを獲っているのだ。このままでは産卵するサバが減少し、資源の枯渇につながりかねない状況だ。乱獲に歯止めをかけようと去年、日本と中国、韓国、台湾などで管理機関を設立し、操業できる船の事前登録制をスタートさせた。しかし、そのルールを破って操業する中国船が、後を絶たないという。日本の水産庁が監視船で目を光らせるが、見えてきたのは未登録の船、同じ船名を名乗る"コピー船"などの存在。漁場は"無法地帯"と化していた...。こうした状況を打破しようと、日本国内でも動きが。福島県小浜市で10月末に開かれた「鯖サミット」。そこで披露されたのが、「養殖サバ」だ。国内では各地でサバの養殖へ向けた動きが加速している。その先頭を走るひとりが、九州大学の長野准教授。2年前に佐賀・唐津でサバの完全養殖に成功し、「唐津Qサバ」のブランドで売り出した人物だ。長野准教授の狙いは、東京への販路拡大。実はある"目玉商品"を武器にして、一歩を踏み出そうとしていた。果たして東京での販売は、成功するのか?

今週のピックアップ曲 ― あの場面でかかっていた名曲は何? ―

アーティスト 井筒昭雄
曲名 money/謎
アルバム 遺産相続弁護士 柿崎真一

本編1分20秒。
冬の味覚の一つであるカニ。そのカニが、漁獲量の減少や中国での消費増加により争奪戦が起こってる。

このシーンで使用している曲は「money/謎」
日本の作曲家、井筒昭雄氏によるサウンドトラック「遺産相続弁護士 柿崎真一」に収録されている。

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