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2020年6月2日 放送 第916回
足りない医療用具を量産せよ!~コロナ崩壊を防ぐ人たち~
放送内容詳細
医療用ガウンの増産を急げ!

奈良県にあるアパレルベンチャーのヴァレイ。衰退する日本の縫製業界を盛り上げようと2016年に代表の谷英希さんが立ち上げた。「自宅を小さな縫製工場に!」を合言葉に、全国で200人以上の高度な技術をもつ縫製職人のネットワークを構築。ヴァレイがブランドメーカーから受注し、全国の職人に仕事を依頼、できあがった製品をヴァレイが検品・納品する仕組みだ。
そんな谷さんが目をつけたのが、各地の病院で不足している医療用ガウンの生産。全国の縫製職人に参加を呼びかけたところ、北は福島から南は鹿児島まで、50人以上の職人が名乗りを上げた。さらに、新型コロナで多くの便を欠航にしたANAも社内ボランティアが生産に協力することに。地方の零細工場から大企業まで、総力を挙げたプロジェクトが始まった。
町工場が結集!フェイスシールドを大量生産

医療従事者の感染を防ぐため、もうひとつ欠かせないのが顔全体を覆うフルフェイスシールドだ。大阪大学の中島清一特任教授らは、3Dプリンターで作成したフレームと文房具のクリアファイルを組み合わせ、安くて簡単に作れるフルフェイスシールドを開発した。クリアファイルならどこでも入手でき、使い捨てできる。中島さんがフレームのデータを公開すると、3Dプリンターを所有する企業が続々と製造に参加。それを近くの医療機関に無償で届ける「草の根運動」が全国に広がった。
中島さんは、フェイスシールドをさらに大量生産しようと、地元の町工場に協力を依頼。複数の職人たちが採算度外視で参加してくれることになった。金型職人がフレームの金型を急ピッチで製造。それを使ってプラスチックの成型業者がフレームを量産していく。町工場の力を結集して、日本の医療現場を守ることはできるのか!?
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最近、「ガイアの夜明け」に出演できると持ちかけて、多額の金銭を要求する業者があるとの情報が寄せられました。
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