日経スペシャル ガイアの夜明け

毎週金曜日 10時 ~1054
テレビ東京系にて放送中

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202164 放送 第967

がんを早期発見!命を救うニッポンの技術

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日本人の2人に1人がかかる「がん」。新型コロナの影響でがん検診の受診率は下がっているが、早期発見できれば、治る可能性も高くなる。その鍵となる"がんを見つけ出す技術"がいま、驚きの進化を遂げている。AIを駆使し、内視鏡の画像から人間の目では見逃しやすい難しいがんを瞬時に見つけだすシステムや、涙1滴で乳がんを見つける検査まで登場。いずれも世界初となる新技術の確立に挑むのは医師や大学教授たちだ。しかし、そこには多くの壁や難題が・・・。がんで涙を流す人を1人でも救いたいと挑む、その闘いの現場と、世界初の技術の実力に迫る!

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放送内容詳細

AIの目で「“がんの見逃し”ゼロ!」現役医師が開発するハイテクシステム

大腸がんなどの検査でおなじみの“内視鏡”。医師は、スコープの映像や画像を頼りにがんを見つけていくが、小さな病変は肉眼では見つけにくい上、検査枚数が膨大になることから、見落としが問題になることも少なくない。開業医として、これまで2万例を超える内視鏡検査を行ってきた医師の多田智裕さん(49歳)。4年前、がんの見逃しをなくしたいと「AIメディカルサービス」というベンチャーを立ち上げた。AI(人工知能)を駆使して、膨大な検査画像から、どんな小さな病変でも見つけ出すシステムを作ろうというのだ。「医者自らが欲しい、使いやすいと思うシステムにしたい」と意気込む。挑むのは初期に判定が難しく、見逃し率も高い「胃がん」と「食道がん」だ。現役の医師の挑戦に、全国のがん専門施設も協力。16万を超える画像データをAIに学習させた。そして去年、まずは「胃がん」を見分けるAIシステムが完成した。医師は怪しいと思った画像でスイッチを押すと、AIががんの可能性があるかないかを判断し、その確率や場所まで教えてくれる。画像1枚あたりにかかる時間は、わずか0.02秒。内視鏡検査の権威からもお墨付きを得て、来年の実用化に向けて大きく前進した。多田さんが次に挑むのは胃がんよりもさらに発見が難しい「食道がん」。今回は、検査中の内視鏡の映像を常時AIがチェック。がんの可能性が高い箇所を自動で教えてくれるという新しいシステムに挑戦する。さっそく大阪国際がんセンターとともに実用化に向けて研究を開始したが、肝心の精度が上がらない。食道がんは胃がんなどに比べて患者数が少なく、AIに学習させる量が減ることが原因だ。医者でもある多田さん、どう乗り切るのか。そして、紆余曲折を乗り越えて今年5月、ついに新しいシステムが実証実験に臨むことになった。食道がんの再発を心配する男性の検査に挑む。果たして、その結果は・・・。

涙1滴で乳がんを発見!?多くの女性を救う検査を世に!

「涙1滴」でがんを見つけようという研究を進めているのが、神戸大学の竹内俊文特命教授(65歳)だ。注目したのは、体内のあらゆる細胞が出す「エクソソーム」という物質。これは、細胞が自分の情報を入れて、別の細胞に送る「カプセル」のようなものだ。正常細胞とがん細胞が出したエクソソームの違いが検出できれば、体の中にがんの存在がわかるというわけだ。がんができる臓器の種類によってその成分は微妙に違うという。血液や唾液の中にも含まれるが、その他の成分などが大量に混ざっていたりするため、涙のほうが検体としては適しているというのだ。その涙を竹内特命教授が生み出したがんのエクソソームだけに反応する物質が含まれるチップにセットすると、わずか5分で結果がわかるのだという。この世界初の検出法の生みの親、竹内さんは現在65歳。今年3月に神戸大学を定年になったが、この検査を実用化するため、大学に残ることになった。そんな竹内さんが第二の人生をかけて取り組むのは、女性がかかるがんの1位「乳がん」の検査だ。代表的な検査にマンモグラフィーがあるが、機械で乳房を挟み込むため苦痛を伴い、検査を避ける人も少なくない。実際、乳がん検診の受診率は4割ほどにとどまっている。乳がんは早期発見できれば10年後の生存率は99%だが、4期まで遅れれば16%に下がる。痛みもない簡単なこの検査を世に出せれば、多くの女性の命を救えるはず。2年後の実用化を目指して臨床実験に入ろうとしていた。しかし、そこで立ちはだかるのが資金の壁だ。実用化に向けては、臨床研究で使用するチップや解析装置の設置費用、さらなる人件費などが必要になる。そこで竹内さんはその資金の一部をクラウドファンディングで集めることにした。3ヵ月の募集期間で目標1000万円。もし目標に達しなかった場合、竹内さんは乳がん検査の研究を諦めると宣言。自分の研究が本当に世の中に必要とされているかどうかを知りたいと、退路を断ったのだ。しかし、まだまだ一般的には知られていない研究のため、すぐに目標達成とはいかない。乳がんで涙を流す女性を、その前に涙一滴で救いたい。世界初の検査を世に出そうと挑む竹内さんの苦闘に密着する。

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