日経スペシャル ガイアの夜明け

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2024年4月12日 放送 第1110回

交通網を維持せよ!~バス・タクシーの闘い 2024~

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2024年4月1日から時間外労働の上限規制が始まる...いわゆる2024年問題。そこで危急の対策を迫られているのが、トラックなどの物流業界や地域の足となるバス・タクシー業界だ。コロナ禍を経て経済が回復するなかで浮き彫りとなった人手不足に、一層拍車がかかるかもしれないこの新規制に、どう立ち向かうのか?岡山県の公共交通の雄「両備グループ」が打ち出した対策が「宇宙一本気(マジ)な乗務社員採用大作戦」、この画期的な取り組みは業界を救えるか?一方のタクシー業界では、徳島県のITベンチャー「電脳交通」が開発した配車代行サービスが、いま注目を集めている。徳島市内のオペレーションセンターから、土地勘の全くない全国のタクシー会社の顧客へ迅速に配車を手配するというもの。「電話が繋がらない...」「30分以上待たされた...」運転手不足がもたらす、苦情が絶えない地方の小さなタクシー会社にとって、このシステムは打開策となるのか?

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内容詳細

運転手が足りない…人材獲得競争の現場

1月下旬、東京・秋葉原駅前に集合したあるバスツアーの参加者31人。どこか観光地に向かうと思いきや到着したのは、バスがずらりと並んだ車庫。実はここ、東京7区でコミュニティバスを運行する日立自動車交通の営業所だ。複数の路線で減便せざるを得ないほどの運転手不足に陥り、バス運転手専門の求人サイト「どらなび」と組んで新規採用バスツアーを企画した。体験乗車、現役運転手との座談会、参加者全員にQUOカードをプレゼントするなど採用につなげようと必死。関東を中心に20社のバス会社が参加した合同説明会「バスギア エキスポ東京2023」でも、「入社一時金30万円」「引っ越し・移住費用100万円支給」など各社が競ってアピール。それでも目標の採用人数には届いていないという。

“地方公共交通の再生人”の訴え!「このままでは地方が崩壊する」

去年12月、2024年問題の深刻さを訴える、ある記者会見が開かれた。登壇したのは、岡山を中心に交通事業を展開する「両備グループ」の代表 小嶋光信さん。“地域公共交通の再生人”とも呼ばれる人物だ。“地方交通の崩壊は、地域崩壊に繋がる”と訴え続け、2006年 南海電鉄が運営を断念した貴志川線を、猫の駅長がいる「たま電車」として再生させたことで知られる。新たな時間外労働の上限規制、“働き方改革が、働けない改革”になっていると指摘する「2024年問題」に、小嶋さん率いる両備グループはどう立ち向かうのか?

「宇宙一本気(マジ)な乗務社員採用!」 目指すは“選ばれるバス会社” 

両備グループは、バス、電車、タクシー、フェリーと交通事業を幅広く展開する岡山を代表する企業だ。なかでもバス事業は、市内を中心に走る路線バス「岡電バス」や「両備バス」をはじめ6社を抱え、地域の足を支え続けてきた。しかし、その両備グループでも運転手不足が深刻で、日々ギリギリの状態で運行していた。そこで2024年問題に備え、昨年6月から一大キャンペーンを展開していた。それが「宇宙一本気(マジ)な乗務社員採用」で、4月までにグループ全体で200人の乗務員(バス運転手は50人)を新規採用する計画だ。その陣頭指揮を任されたのは、バス事業の責任者 大上真司さん。これまでの運転手の給与を年間で18万円以上アップ、待遇面の改善もアピールする。さらに、朝だけ勤務や副業、土日休みOKなど、多様な働き方を認める採用方法も打ち出したほか、バス乗車体験会や運転手1日インターンなど工夫を凝らした取り組みを行っている。果たして大上さんの「マジな採用」は成功するのか。

「タクシーがつかまらない…」 “配車”にチャンスあり!

東京都内の駅前では近頃よく見かける光景が、タクシーを待つ長蛇の列。いま運転手不足もあり、タクシーがつかまりにくくなっている。コロナ禍で乗客が激減したため、多くのドライバーが離職、この4年で2割も減少したという。こうした事態は地方都市にも広がっている。茨城県取手市にある「三昇交通」。車両は8台、市内を営業エリアとする小さなタクシー事業者だ。平日朝8時、タクシーを呼ぶ電話が鳴り始める。配車を担当するのは、社長の山田弘志さん(65)と息子の山田一弘さん(40)。息子の一弘さんは運転手も兼ねるため、配車はほぼ父親一人で担当していて、とても捌き切れる状況ではない。「電話が繋がらない」「30分以上待たされる」などの苦情が絶えないのだ。利用者の多くは、病院通いや買い物利用などの高齢者が多い。限られた車両や運転手をもっと効率的に配車して、お客さんに迷惑をかけたくない…。そして何より配車を一人でこなす父親が、もし倒れてしまったら…。父親の反対を押し切り、息子の一弘さんが新たに導入を決断したのが、徳島県の「電脳交通」が開発した配車システムだった。電脳交通は配車システムに特化したIT企業で、人材不足で配車業務に悩む全国約500社が導入している、いま業界で注目の会社だ。三昇交通は、この配車システムを4月1日から導入する、果たして‥。

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