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2026年1月30日 放送 第1201回
"送料無料"その裏で
私たちが気軽に注文した商品を、運び届けてくれる配達員たち。しかし、現場は深刻な人手不足となる一方、アマゾンや楽天市場などのECサイトは活況となったこともあり、宅配荷物は急増し、年間50億個ほどに。現場は逼迫している。大型セール「ブラックフライデー」やクリスマス商戦の中、国内の大手配送会社は、激増する荷物に対応できず、配送遅れや荷物預かり制限を行うなど"物流危機"が目前に迫った。「翌日配送」「送料無料」という便利さの裏側で、一体、何が起きているのか。私たちの荷物を届けるために苦闘する「ラストワンマイル」の最前線を取材した。一方、長距離輸送のトラック業界も課題は山積みだ。2024年にトラックドライバーにも「働き方改革」による残業規制が導入されたことで、運転時間は減少したものの、荷主からの荷物を受け取る「荷待ち」の時間の減少は、わずか1分にとどまっている。そこで、運輸行政を担う国土交通省が立ち上げたのが「トラック・物流Gメン」。ターゲットはモノを運ばせる側、つまり「荷主」企業だ。2026年4月には改正物流効率化法が施行され、荷主企業にも物流改善の義務が課されるなど、荷主の責任が増すなか、ガイアは「トラック・物流Gメン」に独占密着。ドライバーに劣悪な労働環境を強いていないか、厳しい目で監視する官僚たちの闘いを追った。あなたの荷物は、これからも本当に届け続けられるのか‥「配達員」「配送会社」「荷主企業」「国」それぞれの立場を取材し、物流業界の課題とその未来を見つめていく。
内容詳細
「アマゾン」の荷物を届ける配達員…課題と真相に迫る
アマゾンと契約する配送会社で働く、フリーランスの配達員Aさん(68歳)。もともと自動車関連企業に勤めていたが、運転が好きで、軽貨物業界に転職した。「こちらの事情がどうだろうが、お客さんは待っている。安全・正確に届けるのがプロの配達員だと思うんだよね」と、誇りを持って配達業に取り組んできた。しかし、荷物量が増える中で、Aさんの身に思いがけない事態が起こる。配達が遅れ、焦っていたところ、配達先の階段から転落して腰椎骨折の大怪我。2カ月の休業を余儀なくされた。Aさんは、同じく荷物量の増加に苦しむ配達員仲間とともに労働組合を結成。若手ドライバーがこの業界で希望を持って働けるように、配送会社や荷主に労働環境の改善を求めている。「ラストワンマイル」を担うAさんを密着取材する。一方、今回ガイアでは、アマゾンと直接契約する配送会社を取材。社長は「物流は絶対止めることができない。アマゾンも大変だし、我々も大変。誰も楽をしていない。みんなの問題として考えて欲しい」と葛藤する。「翌日配送」「送料無料」という便利さの中、増え続ける荷物。今後、物流を持続可能な形で維持できるのか。「配達員」「配送会社」「荷主」など、それぞれの立場を取材し、私たちの荷物を届けるラストワンマイルの最前線の苦闘とその未来を見つめた。
「トラック・物流Gメン」に独占密着!
昨今の「働き方改革」でドライバーの運転時間は減少した。しかし、積み荷・積み下ろし作業(「荷役」)や、荷物を待つ「荷待ち時間」はほとんど減っていないのが現実だ。2023年に国土交通省が立ち上げた「トラック・物流Gメン」は、そうした「荷待ち」や「荷役」、「運賃の不当な据え置き」をトラックドライバーに強いる「荷主」を取り締まる。Gメンの活動で重要な役割を果たしているのが、中国運輸局の田中幸久さん(52歳)。「霞ヶ関にいたときは、自分が本当に世の中の役に立っているか不安だった。今、現場のリアルに向き合うことで、仕事が面白くなってきた」と語る現場主義者だ。田中さんはドライバーからの“告発”をもとにした電話・訪問調査など、日々のGメン活動にくわえ、新人Gメンの指導も担当している。さらに10月には、全国のGメンと公正取引委員会による「合同荷主パトロール」が実現。パトロールの仕掛け人田中さんは、この日のために周到に準備を進めてきた。一方、本省のGメンたちは、こうした現場での働きかけ・要請にもかかわらず、改善の動きが鈍い荷主に対して、最も重い処分「勧告」を検討し始めていた。勧告は荷主の社名公表のほか、長期間の改善報告を課す。トラック業界の長年の課題に挑む、トラック・物流Gメンに半年間の独占密着。官僚たちの戦いを追った。
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2025年4月28日










