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2023年11月17日(金)放送 第1090回

"サントリー"を継ぐ者たち

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いまやグループの売上高が3兆円規模となったサントリー、その創業は1899年(明治32年)。創業者・鳥井信治郎氏の「やってみなはれ」精神を受け継ぎ、飲酒・飲料の新たな文化を創り続けてきた。そのサントリーは今年大きな節目を迎えている。ウイスキー事業の着手から100年、一度撤退したビール事業は再挑戦から60年。そしてワインの本場フランスでは、当時珍しかったM&Aによる老舗ワイナリーへの経営参画から40年が経つ。売上高の半分を海外事業が占める、グローバル企業へと変貌を遂げたサントリーが次の時代へ向けスタートする新たな取り組みとは。そのカギを握るのが、国内の酒類事業を束ねる事業会社の社長・鳥井信宏氏。鳥井信治郎氏の曾孫として"創業家のDNA"を受け継ぐ人物で、グループトップへの就任が有力視されている。サントリーはこれまで続いてきた創業の精神を次の世代にどう託そうとしているのか、鳥井信宏氏を始め「受け継ぐ者たち」それぞれの挑戦を追う。

内容詳細

「山崎」100周年…未来に向けた「ものづくり」

世界的に高く評価され、その希少価値から高額で取引されるウイスキー「山崎」。鍵を握るのが、ブレンダーと呼ばれるウイスキー造りの職人。かつて創業者の鳥井信治郎氏は自ら調合の責任者を務めたことでも知られるが、ブレンダーは日々繊細な味覚が要求される重要な職務。現在、5代目のチーフブレンダーとしてその役割を「受け継ぐ」のが福與伸二氏。100周年を迎えるウイスキー事業、蒸留所では未来に向けた特別なウイスキー造りが始まっていた…。

買収から40年…本場のワイン造りを日本へ

1983年、フランス・ボルドーのワイン醸造所「シャトー・ラグランジュ」を買収。経営が傾きつつあったシャトーを救済する買収だったが、アジア資本による参入には当時地元からの反発も・・・。しかし、サントリーは地元への貢献と雇用の維持を約束、地域と一体となった改革が実を結び赤字続きだったシャトーは1996年に黒字化を果たす。あれから40年、「シャトー・ラグランジュ」を訪ねた鳥井信宏氏。鳥井氏が明かす、創業家に受け継がれるワイン造りへの思いとは。そして、ボルドーで40年間培った知見は、遠く離れた日本のワイン造りに生かされ始めている。20年近く「シャトー・ラグランジュ」に駐在した椎名敬一氏が「受け継ぐ者」として、山梨県のブドウ畑で国産ワインの品質向上に取り組んでいた…。

再参入から60年…ビールの常識を変える!新たなる挑戦

「ビアボール」や「サントリー生ビール」など、話題の新商品を連発している部署がある。畑違いの部署などから集められた10名ほどの「イノベーション部」だ。「やってみなはれ」精神を「受け継ぐ者たち」の集まりだ。経理部出身の伊藤優樹氏も、その一人。伊藤氏が企画したのが、飲食店向けの小型ビールサーバー。専用のタンクと大型の装置が必要となる従来のサーバーとは一線を画し、市販の缶ビール1本から容易に生ビールが抽出できる装置だ。従来のサーバーが置けなかったり、大量のビールを期限内に消費しきれなかったりする小規模な飲食店などがターゲット。これまでにないサーバーの開発は成功するのか?そして飲食店は開拓できるのか?

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