2024年2月に初就航したエアライン「AirJapan」。ANA系列の航空会社でアジアを中心に運航を始めた。料金は「格安」だが、サービスは「日本のクオリティ」を目指す、いわば「ハイブリッド航空会社」だ。社長の峯口秀喜さんは異色の経歴を持つ。1990年にANAへ整備士として入社。マネジメントの能力が認められ、2006年にANA総研に異動、地域活性化事業を担当することに。そこで次々と実績を上げる。例えば北海道の白糠町では、カニやししゃも、チーズなどの特産品を見出し、ふるさと納税全国1位に。「ANAの地方再生請負人」とも呼ばれる人物だ。そんな峯口さん率いる「AirJapan」の狙いは「訪日客に東京や京都だけでなく、地方へ足を運んでもらう」ことだ。地方都市とタッグを組み、機内の食事や映像で各地をアピールするなど、飛行機はさながら「空飛ぶ物産館」。人の流れを作り出す今までにないエアラインを目指す。最初の就航先であるタイ・バンコクからの訪日客に、全国的には知名度の高くない新潟県津南町を楽しんでもらう戦略を練り始めた峯口さん。果たしてうまくいくのか・・・。
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2024年5月24日(金)放送 第1116回
空からニッポンを拓く!~異色のエアライン大作戦~
少子高齢化、人口減少の日本にとって、数少ない成長エンジンと期待されているインバウンド。コロナ前、日本を訪れた観光客は約3200万人。しかし、世界では、フランスが人口約6800万人に対して約8930万人ものインバウンドを受け入れるなど日本の伸びしろは小さくない。そうした中、コロナ禍からの回復を受け、ANAグループが新たに始めたエアラインが「AirJapan」だ。ターゲットは東南アジアのインバウンド客、フルサービスキャリアでもなく、LCCでもない「第3のジャンル」への参入となる。「AirJapan」の狙いは、迎え入れた外国人を地方へと呼び込むこと。かつてANAで「地方再生請負人」と呼ばれた峯口秀喜社長の戦略は成功するのか。一方、一般人には縁遠い存在のビジネスジェット。その間口を、価格破壊で広げようとする新たな会社が誕生した。西久保愼一さんが立ち上げたマイクロジェットだ。西久保さんはスカイマーク社の元社長。経営破綻を機に表舞台から姿を消し、隠居状態だった。そんな西久保さんを突き動かしたのは、航空大卒の若きパイロットたち。再び航空業界に舞い戻る決断をした西久保さん、これまでにないビジネスジェットを創ろうと奔走していた。新たな市場を切り拓こうと動き出した「異色のエアライン」に密着する。
内容詳細
「空飛ぶ物産館」が地方を救う!?…“日本初”異色のエアライン
ビジネスジェットでニッポンを拓く…復活を賭けた男の挑戦!
2023年10月に運航を始めたビジネスジェットのベンチャー企業「マイクロジェット」。会長の西久保愼一さんは「LCCの先駆け」スカイマークの元社長だ。スカイマークを徹底したコスト削減とオペレーション、サービスの簡素化で急成長させ、当時は「カリスマ経営者」ともてはやされた。しかし、2012年にピーチ、ジェットスターなど相次ぎLCCが誕生すると、スカイマークの経営は悪化。国際線進出を目指して購入した世界最大の航空機エアバスA380も足枷となり、2015年経営破綻した。その後、スカイマークを退いた西久保さんはセミリタイア、山梨県清里で農業をしながら細々と暮らしていた。しかし、ある人達からの熱烈なオファーで、再び航空業界に戻ることになったという。それが航空大学校を卒業したばかりの2人の若者、高橋良さんと鬼澤健斗さんだ。コロナ禍でパイロットの採用が絞られていた時期。2人は航空産業に関わる会社を自分たちで立ち上げようと考えていた矢先に西久保さんのことを知る。西久保さんは若者達の熱意にほだされ、指南役として再び業界に舞い戻ることを決断。一緒に考えたビジネスプランの答え、それが「ビジネスジェット」だった。日本ではまだまだ馴染みの薄い分野。だからこそ可能性があるという。「マイクロジェット」が狙うのはビジネスジェットの価格破壊。そして客層を「ビジネス」だけでなく「観光」へと広げる計画だ。3人のエアラインは、空からニッポンを拓くことができるのか。
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2025年4月28日










