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STORYストーリー

2026年1月23日(金)放送 ストーリー No.0041

野生と共に生きる!〜駆除に頼らない観光地〜

内容詳細

「熊と文学」

書斎で、宮沢賢治の『なめとこ山の熊』を読む案内人。


案内人「小十郎は油断なく銃を構えて
打つばかりにして近寄って行ったら
熊は両手をあげて叫んだ。
"おまえはなにがほしくて俺を殺すんだ"
......宮沢賢治の作品の一節です。」

デスクには、数冊の本が置かれていた。

案内人「みなさんは熊文学を、ご存知でしょうか?
小説などの世界で、熊は様々なものの象徴として
画かれてきました。
自然の脅威、あるいは神の化身......
熊という野生動物は、長らく人々にとって、
近いようで遠い存在だったのかもしれません。
......しかし、その関係は急速に
変容しつつあります。」

案内人、重なった本の中から「羆嵐」を取って黙読...

「インレの黒兎」

案内人が手にしていたのは⋯
『ウォーターシップ・ダウンのウサギたち』(リチャード・アダムズ著)

案内人「死神?インレの黒兎...」


すると腰を屈め、デスクの下を覗き、何かの気配が確かにしたのだ。

案内人「失礼、黒いウサギを見ませんでしたか?
……え、不吉? 
たしかに、この物語でも恐怖の象徴として
描かれていますが……」

案内人、言いながらパラパラと本をめくる。

案内人「人がどんな姿を語ろうと、
クロウサギはただ自然を生きる動物です。
人の過ちがその存在を脅かすこともあれば、
彼らが人の営みを荒らすこともある。
しかし、人間の野生動物への関わり方は
『保護』か『駆除』、の二択だけではありません。」

案内人の視界の端に、再び黒い小さな影が…

「新たな局面」

椅子に座った案内人、
デスクに重ねてある熊文学の小説本を読みながら...

案内人「……動物を神格化することも、恐れることさえも、
人智を超えた自然への、畏敬の念を感じます。
新たな局面を迎えた野生動物との関係性。
人間は、どう向き合えばいいのでしょうか――。」

案内人、一冊の本を選び取り、開く。
そのタイトルは⋯

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