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2013年3月5日放送
速水御舟 作 「白鷺」
| 鑑定依頼人 | 松井繁さん |
|---|---|
| 鑑定士 | 安河内眞美 |
| ジャンル | 日本画 |
| 本人評価額 | ¥ 3,000,000 |
| エピソード | 松井さんは近鉄名古屋線塩浜駅から徒歩1分にある食堂「松屋」を経営している。創業は昭和22年で、25歳の時に父から店を継いだ。お宝は2年前、骨董仲間から「300万円で買いませんか」と持ちかけられた絵。いつかは自分の物にしたいと願っていた憧れの画家の作でどうしても欲しかったが、貯めていた小遣いでは足りなかったため、自分が持っているなかで最も高価な掛軸2点(川端龍子と川合玉堂)と交換してもらった。手に入れたときの興奮が冷めてきた今、そもそもこれは本物だったのか心配になっている。 |
落款から年代が推定できる。「舟」の字が右から左に風に流れるように傾いているのが大正6年の落款の特徴で、御舟23歳の時の作品とわかる。この頃は兄弟子今村紫紅の影響を強く受けており、新南画的な墨の抒情性あふれる作品を残している。紙の白さで白鷺を表現しており、それによって鷺の優美さ・繊細さが表現されている一方で、鋭い目つきで鳥の獰猛さも表現。輪郭線は背中と羽の一部のみ。あとは周囲の薄墨で鷺の体を表現している。また濃い墨で足と嘴を描き、体の白さとの対比を強調している。嘴にくわえた小魚も動きを感じさせ、これから写実を極めようとする御舟の意欲が感じられる。惜しむらくは額装されているが、軸装の方が魅力的であったろう。
※当番組の鑑定結果は独自の見解に基づいたものです。 ※サイトのデータは、2010年1月放送回からのものです。
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