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2015年7月14日放送
楽家五代宗入の黒茶碗
楽家五代宗入の作品に間違いない。町人文化が花開いて煌びやかだった元禄時代の人物だが、自分より百年前の先祖の初代長次郎の時代に戻ろうとした。窯の中で強い還元炎で焼き締め、気泡がふつふつと沸き上がり、肌がかせている。そこに初代長次郎の求めた茶の湯の侘びというものが再現されている。腰から下の部分が土をきれいにえぐりとってあり、中が深い。口は山道のように何となく凹凸になっている。また箱が良い。武者小路千家四代直斎宗守の箱。直斎は江戸中期の大茶人で、「雪の恵」という銘が入れられている。この銘を考えてみると、茶碗の肌にほんのりと白く円い窓が見える。これは利休の求めた茶の心理の中にある、微かに向うに雪の窓あるいは雪明りがある、それが侘びなのだという事を物語っていると思う。
※当番組の鑑定結果は独自の見解に基づいたものです。 ※サイトのデータは、2010年1月放送回からのものです。
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