大変筋の良い呂宋(ルソン)の壺。世が世ならば一国一城に換えられるくらいの値打ちのあったもの。16世紀中国南部の沿岸地方で作られた交易用の壺で、多くが現在のフィリピンのルソン島に送られた。そして堺の貿易商人たちが持ち帰り、茶人や戦国大名たちに頗る高い値段で売りさばいた。裏に書いてある花押は、おそらく戦国大名か江戸初期の大名茶人のもの。全体に飴釉がかかっており、ちょっと窯変になって飴がとろっと流れ、良い景色になっている。そして四つの耳がしっかりしており、風格がある。実に端正な良い壺。
※当番組の鑑定結果は独自の見解に基づいたものです。 ※サイトのデータは、2010年1月放送回からのものです。
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