開運!なんでも鑑定団

2015年9月29日放送

寺崎廣業の屏風

寺崎廣業の屏風
鑑定依頼人 尾花榮さん
鑑定士 田中大
ジャンル 日本画
本人評価額 ¥ 2,000,000
エピソード 創業95年を誇る『ホテル 一乃館』の社長。50年程前、先代の社長だった父が、織物屋の社長から「資金難になったのでこの屏風を買ってくれないか」と頼まれた。人助けと思い買い取ったが、骨董に全く興味がなかったため、ずっと仕舞いっぱなし。しかし30年程前、社長に就任した依頼人が、宴会場を改装した際、「ここに飾ったらきっと映えるだろう」と思い展示スペースを設けることに。しかし、強化ガラスや照明を入れ、絨毯を敷いたところ、なんと200万円も掛かってしまった。本当にそれだけの価値がこの屏風にあったのかずっと気になっている。
OPEN THE PRICE

鑑定士総評

非常に雄大な作品。「長江の真ん中の白い秋月を眺めるだけ」という詩の一節があるが、対岸の岩山は非常に明るく描かれており、これは月光を浴びて岩山が白く浮かび上がっている様子。見事に詩の表現を描写に変えている。舟に乗っている白居易は非常にバランスが良い。これより小さいと風景に埋もれてしまうし、これより大きいと背景を邪魔してしまう。木々がペンで描いたような細い輪郭線をつなぎ合わせて描かれている。非常に新しさがあって、豊かな色彩を加えモダンな空間を作っている。それに比べると手前の岩の描き方は非常に廣業らしく保守的。手前の岩を暗く、対岸の岩を明るく描いているが、遠近感が出て雄大な作品に仕上がっている。箱がないが、屏風に限っては箱書きはそれほど重要ではない。ものが大きいので箱を一緒に欲しがる人は少ない。

※当番組の鑑定結果は独自の見解に基づいたものです。 ※サイトのデータは、2010年1月放送回からのものです。

シェアする

同じ日に放送された他のお宝2015年9月29日

放送日で探す

ジャンルから探す

鑑定士から探す

ジャンル

お宝鑑定依頼