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2020年7月28日放送
福澤諭吉 還暦祝賀会の挨拶文原稿
| 鑑定依頼人 | 光吉將郎さん |
|---|---|
| 鑑定士 | 増田孝 |
| ジャンル | 古書・原稿 |
| 本人評価額 | ¥ 1,000,000 |
| エピソード | 幼い頃から囲碁が趣味で、2年前からはインターネット対戦にはまっている。碁の盛んな東アジアはもちろん、欧米の愛好家とも24時間いつでも楽しむことができるのが魅力。お宝は、幕末に生まれ明治大正を生きた祖父・荒次郎が遺したもの。祖父は、ある明治の偉人が創刊した新聞社・時事新報に勤め、雑誌「少年」の編集責任者をしていた。お宝は明治28年(1895)、その偉人の還暦祝賀会が催された際、自身が行った挨拶演説の原稿で、祖父は本人から直接頂いたと聞いている。細かな推敲の跡も見られるので貴重な物ではないかと期待している。 |
本物に間違いないが、地の文は福沢諭吉の自筆ではなく、時事新報の記者、あるいは弟子が書いた原稿で、墨塗りや書き加えた部分が諭吉の字。450人の人を前にして演説を行ったが、おそらく原稿を読むことはなかったと思われる。「演説」という言葉は「speach」を翻訳して諭吉が作った言葉で、単なる朗読ではいけない、と大学に演説専用の講堂を作ったほど演説を重視していた。依頼品は、記者が聞き書きしたものを時事新報の原稿として起こしたもの。「柱石」を「背骨」に、「国家」を「新日本」と直している。活き活きとした血の通った言葉に推敲しようという考えが表れている。面白いのは終わりの部分。「人の交際は意味のないのが大事である。例えていえば、味の濃厚な料理は美味いが飽きがくる。無味淡泊なものこそ良い料理である。今日来てくださった方は無意味の会合なので将来発展するだろう」と書かれている。なかなか名文。2日後に時事新報の原稿として活字になっている。
※当番組の鑑定結果は独自の見解に基づいたものです。 ※サイトのデータは、2010年1月放送回からのものです。
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