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2021年8月17日放送
夏目漱石の俳句
| 鑑定依頼人 | 仲尾康則さん |
|---|---|
| 鑑定士 | 増田孝 |
| ジャンル | 古書・原稿 |
| 本人評価額 | ¥ 800,000 |
| エピソード | お宝は93歳になる義母が、昔、家賃代わりに受け取ったもの。20数年前、自宅の上階をアパートにしていたのだが、その一部屋に住む女性が入居後半年ほどした頃から家賃を滞納。「行くあてもないだろうから」と強く催促せずにいると、毎月骨董品を一つずつ持ってくるようになった。結局その方は程なく亡くなり、一度だけ来た遠縁の人も「全部捨てて下さい」と片付けずに帰ってしまった。部屋には古書や掛軸が大量にあったが、そのほとんどがボロボロ。キレイなものだけ残して放ったらかしにしてきたが、義母も自分も高齢になった今、このまま保管すべきか価値を知っておきたい! |
夏目漱石自筆の句に間違いない。「菫の様なちいさきものに生まれたし」知られている有名な俳句とは違うところが何カ所かあり、俳句の言葉としては洗練される前の感じがする。そのようなところを考えると、依頼品は推敲あるいは添削される前のものではないか。作られたのは30歳頃で、人と人との関係、しがらみに悩んでいて、もし生まれ変わるなら菫のような小さいものに生まれ変わりたいという漱石自身の心境を反映している。実は絵を描くための絹に書かれている。礬水引きといって絵を描くときに楽だが、書を書くのは難しい。かすれのところにちょっと墨がたまっているのが、独特の味を出している。
※当番組の鑑定結果は独自の見解に基づいたものです。 ※サイトのデータは、2010年1月放送回からのものです。
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