2010年1月 4日 12:00 PM

コンクリートの人は・・・


年末年始は妻の実家に帰ってきました。
岩手県の三陸です。今の季節は鮑やカキが絶品で
毎年帰省を楽しみにしているのですが、
今年は地方経済の冷え込みをひしひしと感じました。
義理の兄たちと新年会をしようということで出かけた
地元の繁華街は想像以上の寂しさ。
人が歩いていないばかりか、店明かりさえまばらな状態です。
地方の繁華街は年末年始は稼ぎ時のはずなのですが
とても稼いでいるようには見えません。
地元の居酒屋をあとにして、兄が行きつけだというパブに出かけました。
行きつけとは言え、兄自身も不景気の煽りをうけて店に来るのは
半年振り。店内は想像よりも混雑していてホッとしたものの
店員さんたちの様子が去年とは違うのです。
必死で客にお酒をすすめ、お年玉までねだっています。
余裕がないというか、切迫感がひしひしと漂っているのです。
去年はもっとゆったりした雰囲気のお店だったのに。


お酒を飲みながら周囲のお客さんと話していると、
こんな声が聞こえてきました。
「コンクリートから人へって言われても・・・・」
「俺たちはコンクリートの人なんだよな・・・・」
細っていく公共事業頼みで何とか生活を支えてきた彼らにとって
更なる事業の削減は致命的です。
地方の人たちが新産業の息吹を実感できる日は来るのか?
数日間、地方に身を置いているだけで、
なんだか成長戦略という言葉を夢物語に感じてしまう。
そんな年越しでした。


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