2011年4月19日 10:53 AM

どう伝えるか

東日本大震災を受けて、

日本人の他人を思いやる気持ちの強さを

再認識する毎日です。

 

妻方の実家が岩手県の陸前高田市にあるため

仕事とは別に何度か現地を訪れました。

肉親を亡くし、家を無くし、仕事を無くしという大変な状況にも関わらず、

私の東京での暮らしや仕事の状況を心配してくれる様子を見ていると

なんとも言えない気持ちでいっぱいになります。

 

被災した皆さんの気持ちや状況を伝えるのが私の仕事であると

認識しているのですが、

何度現地に入っても、なかなか正解は見つかりません。

すべてを前向きに伝えれば良いわけでもないし、

被災した皆さんに自分を置き換えて同情するのも違う。

被災者という言葉でステレオタイプに皆さんを捉えること自体に抵抗があります。

 

先日の放送の中で

「瓦礫を見るのも嫌になる」と発言し、不適切な表現だと指摘を受けました。

 

まだまだ、行方の分からない方がたくさんいらっしゃいます。

妻の姉も、依然行方が分からず、遺留品の発見場所から想像するに

おそらく瓦礫の下で眠っていると思われるのですが、

その場所はなかなか瓦礫の撤去が進まず、発見できずにいます。

この瓦礫さえ無ければと悔しい想いで瓦礫を見つめてきました。

今の私にとっては瓦礫は邪魔者以外の何者でもありません。

東京でビルの解体現場を見ていてもつらい気持ちなります。

 

でも、捉え方は人それぞれです。瓦礫を家族の思い出の塊と

見ている人もいます。撤去が進むことで逆に寂しさを

募らせている人もいます。

 

何をどのように伝えるのか、突きつけられる毎日です。

 

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