先日、中国人ジャーナリストに話を聞く機会がありました。
中国の高速鉄道事故についてです。
なんでも中国の鉄道当局というのは
軍の流れを色濃く残した組織で、
体質を含めてもともと国民からは不人気な存在だったのだそうです。
中国政府が政府批判に発展させない範囲で
鉄道当局への批判を容認しているのはある意味当然で、
国内では公然と解体論や民営化論まで語られ始めているといいます。
また犠牲者の遺族の抗議行動が制約されていないことも
異例の事態なのだそうです。
今後、仮に遺族会のようなものが組織されるとしたら
中国の事故史上初めての出来事です。
中国が本気で安心・安全対策に舵を切る
大きなきっかけになる可能性が出てきました。
中国は日本の経済発展の道筋を丹念に研究し尽くしていると言われています。
ここ数年は、技術の吸収に全力を傾けてきた中国。
そのスピードは日本が辿ってきた過程の数倍のスピードです。
今回の事故ではそのスピード自体が批判の対象になっていますが、
これから安心・安全に全力を傾けることになるとしたら、
やはりそのスピードは我々の想像を超えるものになるでしょう。
中国国内において、日本企業は安心・安全、おもてなしのサービス精神を
最大の武器にしてビジネスを展開しています。
日系スーパーの人気ぶりは目を見張るものがあります。
しかし、中国が急速にキャッチアップしてくる可能性が強まってきました。
折しも原発事故で日本の安全は神話にすぎなかったのではとの見方が強まっています。
「日本は安全大国」というイメージに磨きをかけなくてはいけない事態です。











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