2011年8月15日 05:32 PM

子供と被災地へ

小学生の子供二人を連れて、

お盆を、岩手県にある妻の実家で過ごしてきました。

子供達には津波で流された実家もまだ見せていませんでしたし、

亡くなった従兄や叔母に手を合わせる機会も与えられずに

お盆を迎えてしまいました。

 

出発の数日前から、二人は不安を口にし始めました。

「海の近くに行って津波にあったらどうするの?」

「おじいちゃん、おばあちゃん、おじさん、おばさんと

 どんな話をすればいいの?」

「私たちが行くこと嫌がってない?」

 

避難先の家に到着して、亡くなった親族に焼香をすませると

子供たちはそわそわと家の外に出たがりました。

今年の正月に一緒に遊んでくれた従兄や叔母が

今は写真の中の人になっているということを消化しきれない様子でした。

 

流された実家の跡地では、残された家の土台を見ながら

「ここが台所、ここがリビング、ここがトイレ・・・・」

家の間取りを確認していました。

なにもかも無くなってしまい、やはり現実感はない様子でした。

 

災害で家族を亡くした後に、どうやって日常生活を

取り戻せばよいのか、今までと同じように何を話せばよいのか、

大人の私にも分かないことばかりです。

現実を少しでも多く分かち合いたいという思いを伝えることぐらいしか

できません。

親戚を岩手に残して、東京で日常生活を送っていることの

後ろめたさもあります。

 

小学生の子供たちが今回の戸惑いをどう受け止めていくのか。

何年もかけて親子で話し続けることになります。

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