隠密同心インタビュー

藤原紀香 写真
藤原紀香/稲妻お竜
隠密同心の1人。表の顔は芸者、玉竜。

「大江戸捜査網」に出演されることが決まった際、どのようなお気持ちでしたか?

「大江戸捜査網」は子供のころ、テレビの前にかじりついて両親と見ていた、思い入れの深い番組です。子供心に「なんてかっこいい時代劇なんだろう」と思っていました。「大江戸捜査網」が「大江戸捜査網2015」として復活する。それに出演が決まったと聞いた時は、「家族に知らせたい!」と心が騒ぎましたね。また、当時好きだった「同じく、稲妻お竜」というあの決め台詞を言えるのだ!と思うと、ゾクゾクして。。。
歴史ある「大江戸捜査網」の新しい一員になれたことは珠玉の喜びでした。この役とのご縁に感謝しています。

隠密同心 ‘稲妻お竜’を演じるにあたっての意気込みは?

伝説の重み、そして大江戸捜査網に出演出来るという喜びをかみしめ、2015年バージョンの大江戸捜査網をどうやってつくっていけばよいかを考えながら臨みました。
私の演じる稲妻お竜役は、表の姿は芸者・玉竜。影の姿は「隠密同心・稲妻お竜」として悪を成敗する女性なのですが、女優としても、とてもグッとくる役でした。劇中では、竜の着物を着ての賭場での壺振り姿や、芸者の晴れ姿で三味線を弾き、長唄を歌い、時には花魁の見習いである新造姿、労働者である人足姿、忍びの鳥追い女姿、そして艶やかな紫色の決戦装束!などなど・・・七変化でも皆さんを楽しませたいです。
歴代芸者の隠密同心としてご出演された方々を見させて頂きましたが、皆様本当に素敵で。先輩方のように芸者としての魅力を出すため精一杯の努力をしました。三味線や長唄の稽古はとても難しく、撮影は早朝から深夜に及び睡眠があまり取れなかった撮影期間でしたが、現場に入ると伝説の時代劇を今、復活させている現場に入れることが幸せでしたし、共演者の皆さんとはとても息が合っていたので、本当に楽しかったですね。

立ち回りや、長唄、三味線など、初めての経験が多かったと思いますが、実際にやられてみていかがでしたか?

殺陣は初体験で、色々な「手」「立ち回り」を瞬時に要求され、それをどんどんこなしていくことが最初はとても難しくて。時々、カメラを蹴りそうになったりとかもしました(笑)が、稽古も含めてやればやるほど、どんどん動けるようになってきて、自分なりの動きが身についてきました。殺陣師の方が、役者の個性に合わせて立ち回りの動きを付けて下さったので、やりやすく、臨むことができました。もっともっと稽古をして上手くなりたいという欲もでてきました。
また、斬られ役の方々の軽快、かつダイナミックなリアクションあってこそ、私たち隠密同心の技が引き立つのだと、現場でもとても勉強になりました。斬られ役の方々のアクションは本当にプロフェッショナルで感動しましたね。‘100万回斬られた男’としても有名な福本清三先生に、ハイキックをしたり、斬らせて頂いたときはさすがに緊張しました。(笑)殺陣が初体験の私なので、なんとも贅沢で光栄なことでした。
長唄と三味線は…デビューしてからというもの、これまで色々な役を経験し、様々な稽古をしてきましたが、稽古や努力は好きな方ですし、正直そんなに音を上げることはありませんでした。ただ、三味線は本当に難しくて泣きそうになりました。その分、思い入れも強くて三味線のシーンが全て撮り終わった時は「ああ、もう終わってしまうの?寂しい・・・」と思える自分がいて…。「大江戸捜査網」がなんらかの形で続くことを望んでいますし、時代劇の撮影にハマってしまった自分に気づきました。日本が世界に誇れる素晴らしいコンテンツだと思いますので、日舞やお三味、長唄の稽古は続けていきたいと思っています。

大江戸捜査網2015の見所

隠密同心たちは、明日という日がない身。あくまで陰にて技を磨き、罪のない人々を悪の手から守ろうとします。孤独であるが情に厚い隠密同心たちのシャープなチームワークと、深い絆で結ばれている姿のかっこよさ、そして、自由自在の七変化もみどころだと思います。
そして、私の役でいえば、隠密同心としてのお竜だけでなく、劇中ではひとりの女性としてのお竜の表情も出しているシーンがあります。孤独な隠密同心同士の恋?も、あるかもしれません。どうぞお楽しみください!

「大江戸捜査網」とは、一言で言うと何でしょうか?

「華麗なる伝説」