Jリーグ 試合のある生活に戻るために「新型コロナウィルス感染症対応ガイドライン」

サッカー

2020.6.14

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Ajinomoto Stadium 写真:アフロスポーツ

 Jリーグは6月12日、今月27日からの段階的な公式戦再開を前に「新型コロナウィルス感染症対応ガイドライン」の最新版を公表。チーム練習をはじめ、無観客から観客を入れた場合の試合開催について、感染防止を図りながらの試合運営と行動指針を示した。

Jリーグは、このガイドラインの目的は「感染を最大限防ぎながら、Jリーグを再開する」ことにあり、「国民や地域の活力に貢献し、クラブ、リーグの事業継続を実現する」ことにつなげたいとしている。

今回、各クラブに衛生担当者一人を新たに設置することも決定。ガイドラインに沿った感染対策の遂行を図り、感染者が出た場合にも迅速適切な対応を求めて、公式戦を安定して実施したい意向だ。

 新型コロナウィルスの感染状況は、国内では収束の兆しがある一方で、世界的には地域差も大きく、依然として安心できる状況ではない。ガイドラインについてもJリーグの藤村昇司特任担当部長は、「感染状況や医学の所見は常に変わる。少しでも良くしていくようにしたい」と話している。

なお、選手の試合出場には、リーグ主導で実施する事前のPCR検査での陰性確認が条件で、再開後も今シーズン終了まで2週間に1回のペースでPCR検査を定期的に実施するが、このテスト実施が13日に一部の練習試合(対象クラブ非公表)で行われる予定だ。

試合やそれ以外のいずれの場面で、体調不良や濃厚接触がある場合などに「勇気をもって見合わせる」ことや、体温測定など毎日の健康チェックや手指の消毒、マスクの着用など、基本的な感染防止策を続ける姿勢が必要なことに変わりはない。

 今回公表されたガイドラインの70ページというボリュームは、Jリーグの新型コロナウィルスへの対応の苦慮だけでなく、「試合のある生活」へ戻る強い意志を示したものでもある。週明けの6月15日には、改定された今季の日程も発表になる。再開へ、Jリーグは少しずつ確実に歩みを進めている。


取材・文:木ノ原句望