レスリング男子・金の乙黒「夢が実現できた」女子・金の須崎「もっと高みを目指したい」【五輪レスリング】
左から乙黒拓斗、須﨑優衣
東京オリンピック レスリング男子フリースタイル65キロ級で金メダルを獲得した乙黒拓斗選手と、レスリング女子フリースタイル50キロ級で金メダルを獲得した須﨑優衣選手が8日(日)に記者会見を行った。
ーメダルを獲得した感想をお願いします
乙黒拓斗:金メダルを獲れて夢が実現できたんだなと少しずつ実感しています。
須﨑優衣:8年間目指してきた東京オリンピックでの金メダルを獲得できた実感が少しずつわいてきました。
ー須﨑選手、金メダルを獲得したことで伝えられたことはなんですか
須﨑:勇気をもって攻めるレスリングをすることで金メダルを獲得することで少しでも多くの方々に勇気や感動を届けられるように頑張ろうと思っていました。誰かの活力になれたらうれしいです。
ーコロナ禍のオリンピックでの金メダルの意味はどうお考えですか
乙黒:コロナ禍の中での開催ということで複雑な気持ちはあるのですが、一選手としては全力を出すという気持ちで臨みました。その結果、金メダルを獲ることができてすごくうれしいです。
ー厳しい代表争いは自分を強くされましたか
乙黒:日本代表のフリースタイル65キロ級は層も厚くレベルが高いので、戦いを勝ち抜いたことを誇りに思い世界で自信を持って戦えました。
須﨑:東京オリンピックという存在が私自身を強くしてくれたと思います。この目標があったからこそどんな試練も乗り越えられました。
ーどういった練習が金メダルにつながりましたか
乙黒:コーチと話し合って自分の弱点を反復して体に染み込むまで強化しました。
須﨑:小さい頃から教えてもらったタックルで攻めるレスリングが今の自分の基礎となっています。
ー今後への思いを教えてください
乙黒:パリオリンピックを目指すかどうかはわからないです。目指していた東京オリンピックが終わって、この後休んで少しずつ前に進めたらいいなと考えています。
須﨑:東京オリンピックにすべての照準をあわせてやってきました。金メダルを獲れた瞬間にもっと高みを目指したいと思ったので一回体を休めてから次の目標に向かって頑張りたいです。