体操男子 橋本大輝「3年後は団体で金メダル」萱和磨「あの0.1の悔しさは忘れることができない」【五輪体操】

その他

2021.8.13

体操4人.jpg

東京オリンピック 体操競技男子でメダルを獲得した日本代表選手が、8月4日(水)に記者会見を行った。

団体:萱和磨/北園丈琉/谷川航/橋本大輝(銀メダル)
個人総合:橋本大輝(金メダル)
種目別あん馬:萱和磨(銅メダル)
種目別鉄棒:橋本大輝(金メダル)

体操男子 メダル獲得記者会見コメント

ーーメダルを獲得した感想

橋本大輝:今大会が初出場だったんですが、それを感じさせないように準備してきて悔いの残らないように演技したいと思っていました。 このオリンピックの舞台を楽しんで演技できて18演技ノーミスの結果が、団体銀メダル、個人金メダル、そして種目別の金メダルに繋がったと思っています。

でも正直、団体総合で金メダルを獲りたかったというところが一番悔いの残る部分だったので、これからはその悔しさを成長に変えて、3年後のパリ五輪では金メダルを1つでも多く、そし団体の金メダルを獲りたいと思います。

萱和磨:僕も今回が初出場でオリンピックはどんな舞台なんだろうとずっと思いながら体操を続けてきました。今回その舞台に立ってみて、すごい舞台だったんですがどこか冷静な自分がいていつも通りの自分を出すことができました。 結果は団体銀メダルと種目別あん馬で銅メダルで、この2つのメダルはそれぞれ意味が違うなと思っています。あん馬に関しては自分の力をやり切っての銅メダルなので結果も何色でも良いと思っていたんですが、やっぱり団体に関してはあの0.1はどうしても忘れることができません。

あの悔しさはもう3年後に金メダルを獲りたいという思いにすでに変わっています。ある意味、喜びと悔しさの両方を味わうことができたと思います。

谷川航:全員ノーミスで18演技を揃えることはすごく難しいことなので、それを達成できたということはやり切ったなという気持ちが試合直後は一番大きかったです。

徐々に時間が経つにつれて悔しさがどんどん込み上げてきたので、この悔しさを忘れないで苦しい時でも思い出して絶対勝つんだという気持ちでやって行けば、次のパリ五輪で金メダルが取れるんじゃないかと思います。更に頑張っていきたいです。

北園丈琉:団体では0.1差で銀メダルという悔しい結果になってしまったんですが、演技自体は全員が今できる良い演技ができたと思います。次の世界選手権からパリ五輪まで、日本が一番強いということを示していって、必ず次は団体で金メダルを獲得したいと思っています。そして個人総合でも、これからもっともっと強くなっていって、パリ五輪では金メダルを獲得できるように頑張りたいと思います。

橋本メダル.jpg
橋本大輝

ーコロナ禍での大会にどんな思いで参加していたか

橋本:僕は日本の人の温かさを知ることができた大会でした。遅くまでボランティアの方々や色々な方々が裏側で作業していたりサポートして頂いたり、本当に感謝してもしきれないです。

:僕も選手村内や有明体育館でたくさん声を掛けてもらい、そういうボランティアスタッフの方々のお陰であったり、色々な方から応援メッセージを頂いたり、皆さんの理解があってこそのオリンピックだなと思いました。本当に感謝してもしきれないです。 オリンピックってすごいんだなということを、色々な方向から感じることができました。

谷川:どうしても選手が結果を出して注目を浴びてしまいがちで、ボランティアの方々は見えないところでやって頂いているので、僕らが感謝しているということを伝えないと気持ちが伝わらないのかなと思います。 だからこそ、会う度に意識的にできるだけ感謝の気持ちを笑顔で伝えるようにしていました。

北園:僕も同じで、ボランティアの方々に応援してもらってすごく助けてもらったところがあったので、僕たちの演技で少しでも勇気付けられたら良いなという気持ちで演技していました。

かやメダル.jpg
萱和磨

ー東京五輪一年の延期はどう作用したか

橋本:この一年間は僕にとって、オリンピックで金メダルを獲るための練習ができた一年間でした。実際に一年前、大学一年生の時にもし東京オリンピックをやっていたら僕は日本代表には入れていなかった可能性が大きかったです。

ですが、この一年間で金メダルを獲ることの明確な目標が見えて、それで個人総合の金メダル、団体の銀メダル獲得、中国、ロシアに追い付いたというプラスに変えられた一年だったと思います。

:一年延期したことによって自分の技の難度だけでなく美しさも磨くことができました。同等の力というか、結果的にはロシアには0.1差で負けてしまい、中国には勝つことができました。 でも一年前だったら、多分3位だったと思います。この一年が僕たちを強くしてくれたと思います。

谷川:みんなこの一年間でDスコアを上げていて、特に跳馬はみんな一こずつ上げられたのでこの部分が一年でだいぶ変わったなと思います。

北園:僕も一年の延期でより明確にシニアでの代表入りが見えてきて、世界選手権を見ていてもどこか遠いところだったのが、この一年でしっかり自分のものにできたというのがあったので僕にとっても良かったと思います。 でもまだやっぱりロシアに届かなかったことはこれからの頑張る材料だと思うのでもっと頑張りたいです。

谷川メダル.jpg
谷川航

ーコロナ禍でのコンディショニングの難しさは

橋本:自分と向き合って、何が一番大切かを考えました。結果的にはコンディションを上げるには自分が気持ちの良い演技をすることだと思いました。

これからは自分の元気さを活かして勢いに任せられれば、コンディションは自然と上がってくると思うので、前を向いてベストなパフォーマンスを出していきたいです。

:コロナ禍のオリンピックということで色々な規制もされると予想をしていたので、分かる情報は全て頭の中に入れて時間や予定を何度もシミュレーションしたのが良かったかなと思っています。

あとは、あまり予定だけに囚われ過ぎず臨機応変に対応できる柔軟な考えも必要だと思っていました。その両方が上手くコントロールできたので、いつもの国内の大会と変わらずに準備ができたと思います。

谷川:僕はコロナ禍だからコンディションが合わせ辛かったとかはあまり感じていなくて、どういう状況でも臨機応変にできる能力が前よりついたとむしろプラスに捉えています。

北園:僕もコロナ禍だからというのはなく、いつも通りの準備をして来られたので良かったと思います。でも結果的に悔しい思いもしたので、色々考えながらこれからやっていきたいと思います。

きたぞのメダル.jpg
北園丈琉