レスリング・金メダルの川井梨紗子「友香子がいてくれたからここまで来れた」【五輪レスリング】
川井梨紗子
東京オリンピック レスリング女子フリースタイル57kg級で金メダルを獲得した川井梨紗子選手が6日(金)に記者会見を行った。
ーメダルを獲得した感想をお願いします
今朝起きてメダルを見て改めて重たいなと。本当に金メダルを獲れて良かったです。
ー金メダルの重みはどのような重みですか
もちろん重量感がありますし、表彰式でメダルをもらってリオからの5年間本当に色々なことがあったなと。その結果がこの日につながってよかったなという重みと。この5年間の色んなことが詰まっている重みだなと思っています。
ー決勝戦での策はありましたか
作戦はなくて自分のレスリングのスタイルを6分間貫こうと思っていました。決勝戦の相手・クラチキナ選手は組んだ瞬間、絶対に勝つという気持ちと圧を感じました。6分間は気持ちのぶつかりあいでした。初めて戦った選手でしたが素晴らしい選手と試合ができたなと思います。
ー親交が深い歌手の倖田來未さんはどのような存在でしたか
オリンピックの国内予選で一旦やめてしまおうかと思った時に声をかけてくれました。倖田さんに「やめようと思ってる」とポロっと言ってしまって。
倖田さんは音楽世界の立場からの考えを言ってくださって。音楽とレスリングは全く別物だと思いますが、すごくしっくりくる言葉がありました。もう一度やってみようと思いました。
倖田さんのおかげでここまで来れました。曲にも励まされています。感謝の気持ちでいっぱいです。
ー妹の友香子選手の存在について教えてください
コロナで延期が決まった時には一年先まで頑張り続けらるのか不安がありました。私一人ではそのまま落ち込んでいたのですが、その度に友香子が励ましてくれて自然と自分もやらなければと。友香子がいてくれたからここまでこれました。
ーレスリング界の新たなレジェンドと取り上げられることはどう思いますか
(吉田)沙保里さん、(伊調)馨さんはどれだけ追いかけても追いつくものではないと思っています。自分があの二人のようにというよりも、追いかけたいです。
偉大な先輩方と同じ時代にレスリングができていたことは大きな財産なので自分より下の世代につなげていけたらいいなと思っています。私は私らしくやっていきたいです。