神戸新加入 大迫勇也「FWとして点を獲りたいという思いが強かった」7年半ぶりにJ復帰
神戸入団会見 オンラインで出席した大迫勇也(C)VISSEL KOBE
J1のヴィッセル神戸は8月22日、今夏獲得した日本代表FW大迫勇也(31)、FW武藤嘉紀(29)、元バルセロナFWボージャン・クルキッチ(30)の入団会見を実施。
欧州から7年半ぶりにJリーグ復帰となった大迫は、新天地でFWとしてのプレーとタイトル獲得へ強い意欲を示した。
東京都内で行われた会見に大迫は自主隔離期間中のためオンラインで出席。
「FWとして点を獲りたいという思いが強かった。神戸ならタイトルも取れるかなという思いもあった」と神戸を新天地に選んだ理由を明かした。(C)VISSEL KOBE
大迫は2009年にキャリアをスタートさせた鹿島アントラーズで2013年シーズンまでプレー。翌2014年からはドイツで渡り、TSV1860ミュンヘンやFCケルンでFWとして活躍。
日本代表でも1トップとして圧倒的な存在感を示し、2014年と2018年ワールドカップ(W杯)をはじめ、今年3月と5月のW杯アジア2次予選では2試合連続のハットトリックなど、これまでに49試合に出場して23得点をマークしている。
しかし、大迫が2018年から所属していたヴェルダー・ブレーメンでは、昨季はトップ下などFW以外での起用が続いて苦しいシーズンを送り、FWとして活躍できる機会を求めていた。
神戸について、31歳の日本代表FWは「これからのチーム。良くなっていくと思うし、さらに強化していくと思う。しっかりした技術のある選手が揃っているので楽しみ」と話す。
神戸は元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタをはじめ、イニエスタとバルセロナで同僚だったのMFセルジ・サンペール、ベルギー代表DFトーマス・フェルマーレン。
元日本代表のMF山口蛍やDF酒井高徳ら錚々たる顔ぶれを擁しているが、今回の補強で大迫、武藤、ボージャンが加わった。
異例ともいえる代表クラスのFW選手3人の一挙獲得にも大迫は、「今までにないから面白いんじゃないですか。普通じゃ勝てない」と受け止め、「神戸が勝つためにという思いしかない。そのために自分も点を獲り続けたい。それを続けることがチームの助けになる」と意気込んだ。
取材・文:木ノ原句望