サッカー日本代表 ウズベキスタン戦が中止、W杯最終予選は開催予定

森保一日本代表監督 (c)JFA
今月下旬に再開するワールドカップ(W杯)最終予選を前に、サッカー日本代表が1月21日に埼玉スタジアムで予定していたウズベキスタン代表との親善試合が、新型コロナウィルスのオミクロン株による感染拡大を受けて、開催中止が決まった。
ウズベキスタンの入国が認められなかったためで、日本サッカー協会が1月7日に発表した。新型コロナウィルス変異種オミクロン株による感染の急拡大の影響が、日本代表戦にも及ぶ形になった。
埼玉スタジアムで行われるW杯最終予選の中国戦(1月27日)とサウジアラビア戦(2月1日)を控えて、オフ明けとなる国内組の調整を兼ねてウズベキスタンとの強化試合が用意されていた。しかし、オミクロン株感染拡大の水際対策として外国人の新規入国を停止しており、ウズベキスタン代表の入国も認められなかった。
一方で、最終予選の2試合は予定通り開催される。最終予選という点で公益性が高いとして特例で当該2チームの入国が認められる方向で、日本サッカー協会では「オミクロン株の発生を踏まえ、これまでよりも一層厳格化した防疫措置を施しての実施となる」としている。
国内組の選手も最終予選後は14日間の隔離が求められており、所属クラブへの合流ができず、代表チームのメンバーで一般との接触を断つバブルを形成して練習を行うことになる。
このため、川崎フロンターレと浦和レッズの選手が日本代表で2月1日のサウジアラビア戦に臨んだ場合、2月12日に予定されているJリーグスーパーカップへの出場は認められず、所属チーム合流は18日のリーグ開幕直前になる。
日本代表は昨年11月までのアジア最終予選6戦を4勝2敗として、現在グループ2位につけている。プレーオフを経ずに予選を突破するには2位内確保が必要で、3位のオーストラリアとの勝点差は1。各試合での勝点1が出場権確保の行方を大きく左右する展開になっている。
最終予選の残りは4試合。日本代表は中国戦で再開する戦いに強化試合なしで臨むことになるが、1月17日からの国内合宿は実施の予定で、練習で調整を図る。ウズベキスタン戦には、鹿島アントラーズFW荒木遼太郎選手、セレッソ大阪DF瀬古歩夢選手ら4人の初招集を含めて国内組22人が招集されていた。
日本サッカー協会は、「試合を楽しみにお待ちいただいていたファン・サポーターの皆さま、関係各所に多大なるご迷惑をおかけすることになりましたことをお詫び申し上げます」と謝罪を公式サイトに掲載した。チケットの払い戻しは追って発表される。
世界的な流行を見せているオミクロン株による感染者数は、日本でも年明けから急速に増加している。
7日には、全国高校選手権大会準決勝(8日)に進出していた関東第一高校の選手2人が、準決勝を控えて実施された新型コロナウィルスの検査で陽性判定を受けたとして、準決勝への出場を辞退。対戦相手の大津高校(熊本)の不戦勝での決勝進出が発表された。
また、Jリーグのクラブでもトップチームの選手や関係者への陽性判定確認の発表が続いており、他競技でも7日に予定されていたラグビーのリーグワン開幕戦、5日にはバスケットボールの天皇杯準々決勝1試合が中止になるなど、感染拡大の影響がでている。
7日の東京都の感染者数は922人。全国では6214人で、約3カ月ぶりの6000人越えとなった。
取材・文:木ノ原句望