【大逃げ】異次元の逃亡者 “サイレンススズカ” 10馬身以上 大差の圧勝劇

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2022.5.14

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1998年金鯱賞 サイレンスズカが後続に大差をつけ圧勝 写真:日刊スポーツ/アフロ


驚くこと間違いなし!なインパクト抜群のレースたち

競走馬の脚質の中でも最もインパクトが強い「大逃げ」。

スタートから先頭に立った状態で後続を突き放し、直線に入ってもその差を保ったまま粘り切るのだから、レースを見たファンに強烈な印象を残す。大逃げ馬たちは競馬ファンなら知っている人も多いことだろう。

テレビ東京スポーツYouTubeチャンネル 配信限定の競馬バラエティ「競馬大好きママ のスナック美馬女 #2大逃げ」で紹介された大逃げはクイーンスプマンテ(2009年エリザベス女王杯)、タケデンノキボー(2006年瓢湖特別)。

イングランディーレ(2004年天皇賞・春)、ケンブリッジサン(2014年安房特別)といずれ劣らぬ大逃げを見せたが、ここでは動画内で紹介しきれなかった大逃げを見せた馬たちを紹介。


■サイレンススズカ(1998年 第34回金鯱賞)

「大逃げ」と言えばこの馬を語らないわけにはいかないだろう。

デビュー当時から有り余るほどのスピードを生かした逃げを見せていたが、競走馬として本格化したのが鞍上に武豊騎手を迎えた4歳のこと。

中でもこの馬のベストレースにして、大逃げの名レースとして未だに語り継がれるのが1998年の金鯱賞(GII)。

この年のサイレンススズカは年明け緒戦のバレンタインSを皮切りに、中山記念(GII)、小倉大賞典(GIII)とすべて逃げ切りで3連勝をマーク。

上半期の集大成として迎えた金鯱賞では前年の菊花賞馬であるマチカネフクキタルや目下6連勝中だったミッドナイトベットらの豪華メンバーがエントリー。

その中でサイレンススズカは1番人気の支持を受けてレースに臨むと、2コーナーを回る時点で2番手の馬たちに5馬身ほどの差をつけて大逃げの体勢を見せた。

サイレンススズカは前半1000mを58秒1で通過するというかなりのハイペースで逃げたが、バテる様子は一切なく、それどころか追走する後続馬たちの方が早くも青息吐息に。

残り800mの時点では後続との差は10馬身以上に広がり、最後の直線に入ってもその差は縮まるどころか広がる一方。結局、サイレンススズカは2着のミッドナイトベットに大差をつける形で逃げ切った。

この時の勝ち時計の1分57秒8は中京競馬場のレコードタイムで、ミッドナイトベットとは1秒8もの差がついていた。

あまりのハイパフォーマンスにレースを観戦していたファンは感動のあまり、サイレンススズカが直線に入ると拍手で迎えるというスタンディングオベーションが巻き起こったほどだった。

異次元のレースを見せたサイレンススズカはこの後、春のグランプリレースである宝塚記念(GI)に出走すると、エアグルーヴらの強豪を相手に逃げ切りGI初制覇を飾った。

第34回金鯱賞(GII)着順
1998年5月30日 3回中京3日目 4歳以上オープン

着順 馬名(性齢)騎手 人気
1着 サイレンススズカ(牡5)武豊 1
2着 ミッドナイトベット(牡5)河内洋 5
3着 タイキエルドラド(牡5)岡部幸雄 3
4着 テイエムオオアラシ(牡6)四位洋文 6
5着 ナムラホームズ(牡6)秋山真一 7
6着 マチカネフクキタル(牡5)南井克巳 2
7着 トーヨーレインボー(牡5)松永昌博 4
8着 メイショウヨシイエ(牡8)佐伯清久 8
9着 プレミアムプリンス(牡7)本田優 9